唐津市議会 > 2003-03-13 >
03月13日-05号

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  1. 唐津市議会 2003-03-13
    03月13日-05号


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    平成15年  3月 定例会(第1回)   平成15年       唐津市議会会議録(定例会)その5   第1回1 日 時 平成15年3月13日 午前10時01分開会 於唐津市議会本会議場2 出席した議員    1番 脇 山   肇           2番 松 尾 幸 長    3番 田 中 秀 和           4番 井 本 敏 男    5番 正 田 孝 吉           6番 宮 﨑 千 鶴    7番 中 川 幸 次           8番 白 水 敬 一    9番 吉 原 真由美          10番 浦 田 関 夫   11番 山 崎 正 廣          12番 吉 田 廣 光   13番 吉 田 壽 彦          14番 下 川 俊 明   15番 峰   達 郎          16番 志渡澤 一 則   17番 進 藤 健 介          18番 熊 本 大 成   19番 辻   賢 一          20番 下 平 義 男   21番 田 中 武 樹          22番 村 山 健 吾   23番 野 﨑 清 市          24番 青 木 武 德   25番                  26番 楢 崎 寛 治   27番 奥 村   豊          28番 宮 崎   健   29番 浜 本 愼 五          30番 加 茂 恒 夫3 地方自治法第121条による出席者の職氏名          市       長      福  島  善 三 郎          助       役      佐  仲  辰  雄          収   入   役      吉  本  金  壽         (総務部)          総  務  部  長      山  下  正  美          総 務 部 次 長      根  岸     保          総  務  課  長     (総務部次長兼務)          職  員  課  長      脇  山  秀  秋          秘  書  課  長      麻  生  邦  男          財  政  課  長      通  山     誠          管  財  課  長      竹  内  御 木 夫          税  務  課  長      牛  草     泉         (企画情報部)          企 画 情 報 部 長      溝  上  吉  嗣          企 画 情 報 部次長      吉  川  陽  三          企 画 調 整 課 長     (企画情報部次長兼務)          市町村合併推進課長     (企画情報部次長兼務)          男 女 共同参画室長      富  田  節  子          地 域 振 興 課 長      中  村  修  二          情 報 政 策 課 長      山  岡  裕  明          広 報 公 聴 課 長      松  尾  正  晴         (民生部)          民  生  部  長      米  光  紘  一          民 生 部 次 長      中  村  康  久          市  民  課  長      松  下  達  夫          国 保 年 金 課 長      杉  山     健          環 境 対 策 課 長      太  田     拓          清 掃 業 務 課 長      古  川  公  三          人権・同和対策課長     (民生部次長兼務)         (保健福祉部)          保 健 福 祉 部 長      牧  山  泰  介          保 健 福 祉 部次長      井  上  幸  男          保  健  課  長      小  島     肇          福  祉  課  長     (保健福祉部次長兼務)          高齢・障害福祉課長      脇  山  健 治 郎          生 活 保 護 課 長      江  越  和  行         (産業経済部)          産 業 経 済 部 長      松  尾  博  司          産 業 経 済 部次長      北  島  正  信          産 業 経 済 部次長      熊  本  清  治          商 工 振 興 課 長     (産業経済部次長兼務)          観  光  課  長      原     明  海          農  政  課  長      平  野  宗  宏          水 産 林 務 課 長     (産業経済部次長兼務)          ふ る さ と 会館・                         梅  崎  芳  景          国  民  宿  舎         (建設部)          建  設  部  長      吉  岡  秀  男          建 設 部 次 長      進  藤     仁          道 路 河 川 課 長      毛  利  千 代 光          建 設 管 理 課 長      馬  場  俊  春          都 市 計 画 課 長      青  木  一  清          区 画 整 理 課 長      岩  田     保          建  築  課  長     (建設部次長兼務)         (競艇事業部)          競 艇 事 業 部 長      吉  田  勝  利          競 艇 事 業 部次長      吉  田  次  郎          管  理  課  長     (競艇事業部次長兼務)          業  務  課  長      城     秀  文          ボ ー ト ピ ア課長      岡  崎  三 代 生         (水道部)          水  道  部  長      平  川  聖  二          水 道 部 次 長      山  口     至          下 水 道 管 理課長      松  本  幹  雄          下 水 道 工 務課長      溝  渕  末  治          浄 水 センター所長      永  田  一  彦          水 道 管 理 課 長     (水道部次長兼務)          水 道 営 業 課 長      山  口  通  雄          水 道 浄 水 場所長      熊  本  博  司         (教育委員会)          教   育   長      村  井  文  三          教  育  部  長      岩  本  芳  明          教  育  次  長      世  戸  政  明          近 代 図 書 館館長      小  林  た  み          総  務  課  長     (教育次長兼務)          学 校 教 育 課 長      松  尾  博  通          生 涯 学 習 課 長      上  田  昭  人          文  化  課  長      岸  田  俊  彦          ス ポ ーツ振興課長      上  田  智  行          幼 稚 園 園 長      高  幣  代 美 子          会  計  課  長      星  野  信  也          選 挙 管 理 委員会                         小  林     修          事  務  局  長          監 査 委員事務局長      中  島  富 士 雄          農業委員会事務局長      宮  崎  輝  義          総 務 課 文 書係長      前  田  幸  雄4 出席した事務局職員          議 会 事 務 局 長      坂  本     陞          議 会 事 務 局次長      寺  井  正  太          議 事 調 査 係 長      吉  田     誠          午前10時01分 開会 ○議長(脇山肇君) ただいまから本日の会議を開きます。 △一般質問 ○議長(脇山肇君) 審議日程に従い一般質問を行います。 通告に従い順次発言を許します。 辻議員。          (19番 辻 賢一君登壇) ◆19番(辻賢一君) おはようございます。 恒例の午後の気だるい時間ではございません。朝のさわやかな時間であります。ぜひ答弁の方もさわやかにお願いをいたします。通告をいたしております通告に従いまして、一般質問をいたします。 1点目です。豊かな自然環境を守り伝えようということで質問をいたします。私は、8年間市民の皆様の厳正な負託をいただきまして、市民の皆様に身近な問題であります環境、福祉、教育問題を中心に取り組んでまいりました。この間、会派を超えて取り組んでいただいた環境基本条例など、議員の皆様には大変ご協力をいただきましてありがとうございました。今回は、この環境についての論議をしたいと思っております。 市長におかれましてはですね、この間自然と共生する環境調和型のまちづくりを目指されてこられたことと思います。市長のお言葉をおかりするならば、唐津市環境基本計画の初めの言葉にございますように、「唐津は玄界灘を抱え、白砂青松の虹の松原、風光明媚な鏡山、町に潤いを与えている松浦川など、すばらしく豊かな自然に恵まれている町です。この恵まれた自然を次の世代へ引き継いでいくとともに、限りある資源として有効に活用していくため、このたび本市における環境保全の基本とするための環境基本計画を策定いたしました。自然と共生する環境調和型のまちづくりを目指すために、市民と事業者及び行政の協働、協力して働くですね、により美しい郷土づくりを推進しようとするものです」ということで、述べておられます。そこで、質問いたします。8年間を振り返られての取り組みと感想、また豊かな自然環境を守り伝えていくことをどうお考えになっていますか、質問をいたします。 また、市長のお言葉をかりますならば、自然と共生する環境調和を崩す原因の一つに外来種、もともと日本になかった外国から入ってきた動物なり植物なりがあります。これはですね、ある生物が自然状態では存在しない生態系に導入された場合ですね、外国から入ってきた種類が主なものなんですが、この外来種の導入に伴う悲劇的な結果に関しては、これはもう述べることにいとまがありません。例えばですね、200種以上の魚類を絶滅させてしまったと言われておりますナイルパーチという魚がいるんですが、こういう話には事欠きません。また、身近なところではですね、福岡市の西区になるんですが、これはペットのアライグマが野生化してですね、完全にタヌキの生息地なんかを脅かしているという事実もあります。近いところでは、お隣の長崎県壱岐ではですね、テーマパークで飼われていたリスがですね、テーマパークが閉園された後に野生化して、さまざまな害を与えているというケースもあります。そこで、質問いたします。この外来種の現状とその対策はどう把握されているのでしょうか、この点について質問をいたします。 項目の2点目ですが、地球温暖化防止の取り組みについてお尋ねをいたします。これはですね、この間、何人もの議員の皆さんが一般質問の中でも取り上げられ、質問をされております。地球温暖化防止につきましては、平成10年に策定されました唐津市地球温暖化防止行動計画唐津アジェンダ21に基づき、二酸化炭素などの排出抑制を中心に取り組みを進められております。例えばですね、市では平成10年から3カ年で10%の削減目標を掲げられて、庁用車、市役所で使う車の燃料、ガソリンの使用量、あとは電気代、コピー使用量の削減の取り組みを行われていることと思います。また、アイドリングストップやノーカーデーの実施にも取り組まれていると思います。これは、もう何人もの議員の皆さん質問されていますが、最新のデータで結構です。取り組みの実績と成果についてお尋ねをいたします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 辻議員さんのご質問にお答えいたします。 環境関係のご質問でございますが、自然と共生する環境調和型のまちづくりを施行してきた市長、8年間の回顧というご質問でございますが、豊かな自然環境を守り伝えようということにつきまして、今ご質問の中でもございましたように、本市は環境基本計画にも示しておりますように、鏡山を初めとする山、それから松浦川に代表される川、また玄界灘の海、この美しい豊かな自然に恵まれた地域でございまして、環境基本計画の基本理念であります健全で恵み豊かな環境を保全して、その環境を将来の世代へ継承する。それから、公平な役割分担のもと、環境保全の取り組みを自主的かつ積極的に行う。それから、地球環境保全の積極的推進を図る、こういうことを実現していくことが豊かな自然環境を守り伝えようということになるものと考えておりまして、三つの基本理念をいかに推進していくかということで腐心してきたところでございます。 また、この問題は今後とも重要な課題であると、このように考えております。21世紀は、環境の世界、あるいは環境の問題が大きくクローズアップされるという世紀と、このように認識をいたしておるところでございまして、そういった点でも今からなお一層市民を挙げての環境問題に取り組まなければならないと、このように認識いたしております。 それから、地球温暖化防止の件でございますが、第5次唐津総合計画の七つの施策の基本方針の一つでございます自然と共生する環境調和型のまちづくり、この中で唐津市環境基本条例を制定して、唐津市環境基本計画を策定し、それから平成13年1月1日には21世紀を迎えての唐津市環境都市宣言を行ってきたところでございます。地球温暖化防止の取り組みにつきましては、平成10年5月に唐津市地球温暖化防止行動計画を策定いたしまして、3カ年で10%の削減目標を掲げまして、エネルギーの削減等の取り組みを行ってきたところでございます。 また、平成13年6月には地球温暖化対策推進法第8条に基づき、唐津市役所地球温暖化防止実行計画を新たに策定いたしまして、平成17年度を目標に6%の二酸化炭素の削減目標を掲げて、現在取り組みを推進しているところでございます。この8年間を振り返ってみますと、地球温暖化防止の庁内の取り組みにつきましては、全職員挙げて努力をしてきたところでございますが、これまでの成果につきましては、必ずしも十分であったとは言い切れない状況でございまして、これにつきましても今後とも引き続き努力をしていく必要があると、このように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) 辻議員さんの地球温暖化防止に取り組んだ唐津市役所の実績と成果ということのお尋ねについてお答え申し上げます。 今市長お答え申し上げましたように、平成10年に策定いたしました唐津市地球温暖化防止行動計画アジェンダ21につきましては、県内に先駆けて取り組んだわけでございますが、これは平成10年から12年度までは、その中で唐津市役所率先行動計画ということで取り組みをいたしたわけでございます。これは、10%を目標にということでやったわけでございますが、燃料使用量につきましては15.2%、コピー使用量につきましては10.7%、電気使用量につきましては、残念ながら10%を達成することできませんでしたが、7.4%の削減というようなことでございます。 続いて、法に基づきます唐津市役所地球温暖化防止行動計画、これは17年度を目標といたしまして、11年度を基準年といたしまして17年度を目標といたしまして、トータルで二酸化炭素COを6%削減するということでございまして、現在の13年度の取り組みといたしましては、燃料使用量が6.7%の削減目標を掲げておりますが、8.7%の削減、電気使用量につきましては5.8%の削減目標を掲げておりますが、これは残念ながら11年度比では0.1%の増となっております。現在13年度では、トータル6%の目標に対しまして2.4%の削減となっております。これを二酸化炭素に換算いたしますと、17万3,846キロの減となっております。その他二酸化炭素以外の取り組みといたしましては、上水道使用量が3.3%の減、コピー使用量も残念ながらちょっと増に転じておりますが、0.4%の増となっております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 外来種の現状についてでございますけれども、外来種の種別といたしましては、哺乳類、鳥類、魚類、爬虫類、昆虫などがあるようでございます。魚類に限って言いますと、近年小魚等を食べる食肉性の淡水魚であり、繁殖力も強い北アメリカ原産ブラックバスブルーギルが勝手に移殖されたために、もともと生息している淡水魚やトンボの甲殻類の生態系に影響を与えまして、貴重な種の存在に重大な影響を及ぼすことが全国的に問題となっております。この外来種の問題につきましては、現在国におきましては環境省の自然環境局で外来種に関する問題につきまして現状を整理し、対応の基本的方針を検討することを目的といたしまして、輸入種検討会におき検討を進められ、昨年の8月に外来種への対応指針を取りまとめておりますけれども、取りまとめの方向性だけで、取り組みの具体化につきましては、今後さらに検討が必要とされております。 また、県におきましては公害防止条例、それから自然環境保全条例、環境美化の推進に関する条例、この三つの条例を統合されまして、佐賀県環境の保全と創造に関する条例を、ことしの4月から施行することになっておりまして、この条例によりまして輸入規制種の指定、輸入規制種の輸入等の禁止、それから販売者の責務等を定めております。 なお、条例の公布による啓発をする一方で、専門家からなります輸入種対策検討委員会を設置し、対策等検討されております。また、平成14年、15年度にかけまして、河川、クリーク、ため池、ダムを対象に実態調査をされるところでございます。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) 質問いたします。 先に外来種の方からやらせていただきます。答弁の方よろしくお願いいたします。 今外来種の問題について建設部長より回答をいただきました。難しい部分あると思うんですよね、どこが管轄するとかですね、そういう部分で代表して建設部長の方からお答えをいただいたと思います。これはですね、今そのブラックバスの問題、建設部長答えていただきましたが、これは平成13年9月にですね、これは議会で白水議員が取り上げられております。この自然と共生する環境調和のまちづくりを目指しております唐津市でもですね、このやっぱりブラックバスの問題というのが、もう見過ごせない状況になっております。白水議員のお言葉をちょっとおかりします。「半ば公然と行われている釣り人による密放流であると思います。バス釣りブームで、90年代半ばにアウトドアの関係の一部にマスコミや、そしてゲーム業界が商業的にあおり、それに乗じて一部プロ釣り師などの奨励などもあり、密放流して、勝手に離してですね、バス釣りを楽しもうという愛好家がふえました。現在ではバス釣りトーナメントで、本場のアメリカをまねた大会が各地で開催され、唐津でも、これは13年9月の白水議員の発言ですから、12年ですね、松浦川の養母田の新開団地裏のところで、ボートがたくさん集まって大会が開かれております」ということで、取り上げられております。これにつきましてはですね、このときも建設部長の方が「市におきましても議員おっしゃいますように、所管も私どももまだはっきりいたしておりません。民生なり経済なり、建設部とともに話し合いをいたしまして、対策をとっていきたいと思っております」とお答えいただいております。今国の動向ですね、国の方針、県の対策等を建設部長の方からお答えをいただきました。その中でちょっと触れていただいたんですが、ブラックバスのですね、このときお答えいただいているんですが、そのブラックバスの対策のその後の取り組みについて、まずお伺いをいたします。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 平成13年9月議会での白水議員さんからの質問の後、どのように取り組みをしたかということでございますが、その後の市の取り組みといたしましては、平成13年11月に道路河川課、農政課、水産林務課、環境対策課が集まりまして、どのような対策がとれるのかを話し合いました。その後、近郊のどのようなところに生息をしているのかということで、国土交通省でありますとか、市内の地元の駐在員等に聞き取り調査をいたしました。その結果といたしまして、松浦川につきましては、唐津大橋の下流、養母田、それから竹有橋、伊岐佐川の合流点、それから徳須恵川の高瀬橋、佐里地点等について、平成8年と平成13年に国の方で水辺の国勢調査というのが行われております。平成8年の調査では、ブラックバスは発見されておりませんけれども、平成13年度の調査では、養母田、それから竹有橋、伊岐佐川の合流点の3カ所で確認されております。養母田ではですね、ブルーギルも発見されておるということでございます。また、市内各地にあります池につきましては、106カ所のうち22カ所にブラックバスが生息しているという答えがあっております。そのほか後川内ダム、平木場ダムでも確認されているとのことでございます。いずれの場所にも、生息がはっきりと確認されたのは、平成13年以降ということでございます。これらは、議員おっしゃいましたように、明らかに捨てられたのか、故意に放流したのか、どちらかと思われます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) 調査の方はしっかりされているようでありがとうございます。ただ、調査されていますので、今後ですね、13年に確認されたということですから、今後ですね、やっぱり今度は対策というのが大事になると思うんですよね。そこで、先ほど国の指針、県の対策の中でもちょっと触れられておりました再放流禁止条例についてお尋ねをいたします。これは、わかりやすい言葉で、キャッチ・アンド・リリースですね、ブラックバスの方は余り食べてもおいしくないということで、その釣りのだいご味を楽しむということで、つられた後、また戻しちゃうんですね。これが、またなかなか数をふやしている原因の一つでもあるんですが、これにやっぱり何とか対応しなければいけないということで、もちろんご存じだと思うんですが、滋賀県では琵琶湖の生態系の保全や周辺の生活環境改善を目的とした琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例を、昨年9月に県議会の方で提案されております。条例は、豊かな琵琶湖を未来へ引き継ぐため、人間に自省を求めているものでもあります。 琵琶湖は、皆さんご存じのように、日本でも有数な湖です。魚介類だけで三百数十種、うち固有種は約40種ほどおります。特に湖で春に産卵するフナ、モロコ類、エビ類などの漁獲量がここ10年に間に激減しております。水質汚濁や乱獲といった要素も否定はできないんですが、やっぱりブラックバスの強い漁食性は既に明らかにされておりまして、在来種の資源の枯渇を招き、琵琶湖の生物多様性を脅かしているとすれば、これは規制するのはやっぱり当然ではないかなと思います。このですね、キャッチ・アンド・リリース禁止条例、再放流禁止条例については、検討、調査を市の方でされているのでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 再放流禁止条例についてでございますが、議員おっしゃいましたように、滋賀県の方で琵琶湖のレジャー利用適正化条例がことしの4月1日から施行されるということでございまして、この条例の趣旨は、釣り上げられたブラックバスはすべて駆除し、水中の生態系を壊さないように、他の魚類、昆虫との生息バランスをとって、豊かな琵琶湖を未来へ引き継ぐというための条例の意味でございます。議員おっしゃいましたように、市の方で現在その条例の検討をしているかということでございますが、今のところまだやっておりません。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。
    ◆19番(辻賢一君) 正直にお答えいただきましてありがとうございます。ぜひ今後ね、検討されるに値する条例だと思いますので、この辺よく検討、調査をされていただきたいと思います。 先ほど答弁の中で述べていただいたように、これ川だけじゃないんですね。本当に身近な公園の池というか、親水公園ですね、水の親しむ公園にもこういうブラックバスがもう既に発見されております。近くでは、西唐津の水辺の公園でもブラックバスの被害が出ております。 これで、お尋ねしたいんですが、このブラックバスの被害についてですね、地域のボランティアの皆様がいろいろ取り組みをされております。これはですね、生態系でよく調べられて、きょうも見えられていますが、調べられてあると思うんですが、これ西唐津水辺の公園の例なんですよ。ここでは、本当に地域の方に親しんでいただいている公園ということで、イトトンボ類、カワトンボ類、サナエトンボ科、ヤンマ科、ヤマトンボ科、トンボ科、以上6科、16種類がこれは確認されているんですね、生息がですね。しかも、それだけじゃなくて、魚類ではフナ、ウナギ、オタマジャクシ、コイ、ナマズ、ドジョウなどが生息があったんです。またですね、これは非常にすばらしいことだと思うんですが、夏場はですね、幻想的に飛ぶきれいな蛍も確認されているということをお聞きいたしております。これがですね、やっぱりブラックバスの放流によってですね、大分被害が出てきているということは、このボランティアの皆さんの調査活動でわかってきております。この点についてですね、このボランティアの皆様の調査や取り組みは、市の行政としてご存じなんでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 先ほどのリリース・アンド、何だったですかね、その条例につきましては今後県と協議をしながら、検討していきたいと思っております。 それから、ボランティアの皆様の取り組みは、把握しておるのかということでございますが、自然環境を保全するという見地から、ボランティアの方が生態系につきまして関心をお持ちになりまして、今言われました中山水辺の公園の調査をされておるということは伺っております。また、この水辺の公園のブラックバスを駆除したいというお話があっていることも伺っております。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) 行政の方としてもちゃんとこういったボランティアの方の調査や取り組みは把握されているということで、これはありがたいことだと思っております。それでですね、このボランティアの皆さんがですね、ブラックバスの生態系調査をやろうということで、最近計画をされております。この点についてはですね、所管がどこになるかというのは別問題としまして、やっぱり施設管理者としてですね、こういった取り組みがなされたときは、立ち会ってですね、一緒になってですね、やっぱり研究とか検討をすべきではないでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 県内のブラックバスの生息状態につきましては、県におかれましては先ほども言いましたが、14年、15年で実態調査がなされるということでございます。県の方でも、その駆除等の対策方法等につきましては、まだ具体的なものができ上がっていないということでございます。今後につきましては、国、県の動向を踏まえながら、先ほど議員おっしゃいましたように、地元住民の方々と一緒に対策について検討してまいりたいと、こういうふうに思っています。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) ありがとうございました。地元の人と一緒になってですね、対策を検討していきたいというご答弁をいただきましてありがとうございます。ぜひそうしていただきたいと思います。議員の皆様が会派を超えて取り組んでいただいた環境基本条例が、唐津市の環境問題の憲法とするならば、それに基づいて作成をいたしました環境基本計画は、この唐津市の環境問題の法律とも言えるべきものではないかと思っております。 もう一点だけお尋ねをいたします。環境教育の点からもですね、こういう機会に立ち会って、子供たちに教えるべきではないかなと思うんですよ。というのは、せっかく今建設部長、答弁いただきました、地元の方と一緒になって検討していきたいと。例えばですね、ブラックバスをですね、生態系調査ということでブラックバスのことを調べてもですね、これまた放流する人間がいたら同じことの繰り返しなんですね。これは、子供たちだけとは限りません。大人もそうですけれども、やっぱり環境教育の点からもしっかり教えるべきだと思うんですよ。というのは、今申し述べました我が唐津市の環境の法とも言えますこの環境計画の中にもですね、行動計画としまして、学校における教育学習ですね、学校における環境教育は、学校全体で取り組む必要があり、環境から学ぶ、環境について学ぶ、環境のために学ぶなど、複眼的視点に立った環境教育を目指します。水生生物調査、野鳥観察及び星空観察など、野外における調査、体験学習にも力を注ぎます。もうまさにうってつけのサンプルと申しましょうか、いい例だと思うんですね。環境教育の点からも、こういう機会にぜひ立ち会ってですね、子供たちにも環境を守ること、伝えていくことのすばらしさを教えていただきたいと思います。いかが考えられますか。 ○議長(脇山肇君) 岩本教育部長。          (教育部長 岩本芳明君登壇) ◎教育部長(岩本芳明君) 辻議員さんのご質問に教育委員会としてお答えいたします。 教育的な面から考えますと、学校の授業の中では、小学校では生き物の暮らしと自然環境、中学校では生物の数はどのようにつり合っているかなどということの中で、自然の重要性、自然のつり合いなどを教えているところでございます。それぞれの中で、人為的に自然の生態系を壊すようなブラックバスを含めたいろいろな外来種を放すということは、よくないことであるということを、児童生徒に対してこれからも指導してまいりたいと思います。 また、地元がされる調査につきましては、教育委員会としてもお伺いしていきたいと思っております。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) ありがとうございました。この外来種の問題についてはこれで終わります。答弁ありがとうございました。ぜひ検討して進めていただきたいと思います。 地球温暖化防止の取り組みについてお尋ねをいたします。地球温暖化防止につきましても、これはやっぱりですね、3者が一体となった取り組みの必要性があるのではないかと思っております。この行動計画をさらに推進していくためには、市民の皆様、事業者、市の役割をより明確にするとともに、3者が一体となった取り組みをあらゆる分野において進めていく必要がありますということで、この唐津市環境基本計画の中にもうたわれております。 そこで、質問をいたします。この中にもありますが、ISO14000シリーズ、これもこの議場でたくさんの議員の方が取り上げていただいております。これはですね、環境マネジメントシステム、今さら14000シリーズについてはかなり全国的に有名になっていますので、ここでもう一度お話しする必要はないと思いますが、このISO14000シリーズの認証取得のための企業への啓発及び支援はどのようにされているのでしょうか。この環境計画の中でも企業の環境マネジメントシステム、ISO14000シリーズの認証取得のため、企業への啓発及び支援に努めるとともに、本市については、唐津市については現在実施中の省エネ、省資源の取り組みをさらに充実させ、この環境マネジメントシステムの手法に沿った環境保全の取り組みを目指しますということで、指針がなされております。ISO14000シリーズの企業への啓発及び支援、現状をお尋ねいたします。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) ISO14000シリーズの認証取得の市の支援策はというお尋ねでございまして、ISOの認証取得の支援につきましては、今お尋ねにもありましたように、環境基本計画にもうたっているわけでございますが、現在市報等での呼びかけを行ってきたところでございます。一方、県におきまして財団法人佐賀県地域産業支援センターが専門家の派遣についての費用の負担をすると、これは3分の2でございますが、そういう制度で一致しております。本市におきましては、支援ということになりますと、現在の財政的な支援はちょっと困難な状況でございますが、ご相談があれば、そのご相談に応じてまいりたいと考えております。 なお、本市では現在ISO14001の認証取得を受けている地元企業はございませんが、地元企業の中1社でございますが、来年4月にキックオフ宣言を行いたいということで、取り組みがなされているようでございますので、引き続きそういうふうに見守ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) 地元企業の中にもこの環境マネジメントシステムを来年4月に目指すと、キックオフ宣言するという企業も今お答えいただきました。ぜひですね、認証取得についてバックアップをお願いしたいと思います。関係しておりますが、この環境教育に関する情報の収集及び提供に努める取り組みについてお尋ねをいたします。 同じく唐津市環境基本計画の中にも、基本的配慮事項といたしまして、環境問題に対する市民、事業者の理解を深めるための広報、PR活動による情報の提供及び環境教育の充実ということでうたってあります。これについての取り組みについてお尋ねをいたします。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) お尋ねの環境教育なり市民事業者に対する環境PRについてでございますが、一般市民事業者の皆様に対しましては、これまで本議会でもお答え申し上げましたが、市報等による啓発、アイドリングストップステッカーの配布、地球温暖化防止スローガンスタンド、卓上温度計の配布、地球温暖化防止啓発用看板の設置、啓発チラシの配布などのことを行ってきたわけでございます。 それから、子供たちの環境教育といたしましては、水生生物の調査、これは毎年行っておりまして、半田川上流での子供たちにも参加していただいて行っております。それから、浄水センターにあります施設の星空観察等でございます。なお、市民に対しましては生活排水対策説明会、それからご存じの町田川清掃、ラブアースクリーンアップ等々をやっているわけでございますが、まだまだ市民事業者の皆様に対する普及啓発はやはり不十分だと考えております。今後も引き続き努力をしていく必要があると認識をいたしております。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) ありがとうございます。やっぱり苦しい財政事情の中でですね、お金をかけた支援とか、そういうのは難しいと思いますが、やっぱり知恵を絞ってですね、啓発、情報の収集及び提供に今後も引き続いて取り組んでいただきたいと思っております。地球温暖化防止には、繰り返しますが、やっぱり市民の皆様、事業者、市の役割を明確にするとともに、この3者が一体となった取り組みをあらゆる分野において進めていく必要があると思います。このですね、市民の皆様、事業者、市、3者が一体となった取り組みの必要性が大切というのは、もう皆さんご存じだと思うんですが、この3者が一つのネットワークとなった取り組みはなされているんですか。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) お答えいたします。 市民、事業者、行政が一体となった取り組み、これの必要性は我々も痛感いたしておりまして、地球温暖化防止につきましては、市民、事業者、行政、市民の皆様の日常の活動がかかわっているわけでございますので、そういうことで3者一体となった取り組みが必要だと考えております。その推進を図るため、13年11月に地球温暖化防止ネットワーク唐津を設立いたしております。このネットワーク唐津では、まず先導的役割を担っていただくということで、地球温暖化防止に関心の深い市民グループ、これは5グループでございます。それから、事業所、現在8事業所でございますが、それと市行政でございますが、そういうことで発足をされたところでございますが、近いところでは本年2月に第2回の地球温暖化防止ネットワーク唐津を開催したところでございます。この会議の中での状況でございますが、この中では先進事業所からの取り組み事例の発表もあったわけでございます。それに対しまして、市民グループからその推進事業所について、ぜひ視察をしたいという申し入れがあっておりまして、この事業所が快く了解をされております。 それと、もう一つ、取り組みをですね、このネットワーク唐津の中で統一的な取り組みをしたらどうかという提案がなされまして、これはそれなら環境基本法に定められている6月5日の環境の日から1週間の間に、何らかの形で温暖化防止対策の取り組みをネットワーク唐津の参加の各団体、各事業所が行いまして、この後開催する予定でございますこの会議で、その取り組みを報告するということが取り決められたところでございます。地球温暖化防止の取り組みにつきましては、従来各団体、各事業所だけの取り組みで終わってしまいがちでしたが、このネットワーク唐津の設立によりまして、相互が情報を交換し、共有することによりまして、今回の取り組みのような共通の目的意識を持った取り組みが芽生えるなど、市民と事業者、また事業者同士の結びつきが根づき始めたところでございます。今後はさらにこの輪を広げてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) まさに市民の皆様、事業所、また市行政がですね、3者が一体となった取り組みが点から線につながり始めたのかなというような気がします。環境の日に合わせて、環境週間で統一した取り組みをやる、すばらしいことだと思います。ぜひですね、この環境週間をPRしてですね、市民の皆様にも広くPRし、啓発してですね、これはぜひ広めて、継続した取り組みとすべきではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) お答え申し上げます。 議員ご指摘のように、ネットワーク唐津の中で生まれましたこの新たな動きを大切にするために、特に環境の日から1週間を環境週間と位置づけまして、市民、事業者の皆様への周知、啓発を行いまして、継続した取り組みを推進してまいりたいと考えております。 ○議長(脇山肇君) 辻議員。 ◆19番(辻賢一君) 豊かな環境を次世代に伝えていくためには、本当に身近なところから粘り強い取り組みが必要だと思います。ぜひよろしくお願いします。 福島市長、本当に苦しい財政事情の中で、市民の皆様のニーズは多様化します。心中は大変なご苦労の連続だったと思います。私も議員として、市民の皆様の声を代弁する立場として、時にはですね、本当に心苦しいことも申し上げたと思いますが、本当に8年間のご苦労に心から敬意を表しますとともに、ご健康をお祈りいたしております。 また、米光民生部長につきましても本当にご苦労さまでした。高まる環境問題、また産業廃棄物、ごみ問題など、難問が続く中ですね、本当にそのご奮闘ぶりは、もう敬意を表したいと思います。 これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。          (11番 山崎正廣君登壇) ◆11番(山崎正廣君) 11番、山崎正廣です。通告順に従いまして一般質問をさせていただきます。風邪のために大変お聞き苦しいかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 まず、1点目でございますが、唐津港の振興対策についてということでお尋ねをいたしたいというふうに思っております。この唐津港は、昔は石炭の積み出し港として栄えてきましたし、そしてまた近年においては、アジ、サバの水揚げによって、にぎわいを見せてきたわけでございますけれども、ここ近年水揚げが激減をいたしておりまして、水産基地としての昔のにぎわいというのはもうなくなってきているというのが現実でございます。そういった中で、知事さんを先頭に、唐津港振興対策協議会、それから党派を超えた議員連名が15名集まりまして、唐津港をもっと昔のような活力ある港にしたいという思いで、今努力をしていただいているわけでございます。 そういった中でですね、平成7年にウオーターフロント整備事業がスタートしたわけでございまして、その進捗状況について、まず1点目にお尋ねをいたしたいと思っております。 それから、2点目でございますが、東港、西港、合わせた貨物の取扱量と今後の計画ということでお尋ねをいたしたいというふうに思っております。その後いろいろと詳細にわたって質問をさせていただきます。 それから、大きな項目2番目でございますが、佐志浜埋立地についてということで、この項目につきましてはきのう井本議員さんの項目の中にございましたので、私の出番はないのじゃないかと思っておりましたけれども、幸いにして私に発言をさせていただく機会を与えていただきまして感謝をいたしておるところでございます。まず、私の耳に届いておりますのが、昭和63年にこの佐志の浜の埋め立てに着工してから、もう既に15年目ですか、迎えるわけでございまして、今年度の5月には竣工するというふうなことをお聞きいたしております。そして、また懇話会等もスタートをして、有効活用を検討されているというふうなことも聞いておりますので、その点についていろいろと今わかっている段階でお尋ねをいたしたいというふうに思っております。 それから、3番目でございます。この有害鳥獣駆除対策についてということで、これは以前も何回となく質問をしてきたわけでございますけれども、特に有害鳥獣といいますのは、イノシシ、猿、カラス、ドバトと、こういったものが主なものであろうと思いますけれども、特にその中でもイノシシの被害が非常にふえてきているというのが現状でございます。毎年といいますか、昨年度は佐賀県全部でですね、8,500頭ぐらいのイノシシを捕獲したという統計が出ておりますけれども、それほどつかまえても被害は一向に減らないというふうなことでございまして、いよいよですね、これはこのままではどうしようもないというようなことで、県がやっと対策に乗り出したようでございます。その点、この後質問をいたしますけれども、まず被害額の状況と捕獲数というようなことをお尋ねし、そしてまた先ほど言いましたように、県が対策を出しております3番目に、県の農家の自衛策支援の具体的なものについてお尋ねをいたしたいというふうに思っております。 それから、4点目ですけれども、広域駆除対策協議会の設立状況についてお尋ねをいたしたいというふうに思っております。このことにつきましては、今唐津東松浦協議会といいますか、唐津東松浦の有害鳥獣駆除対策協議会というのができておりますけれども、北波多、あるいは上場4町の状況が、まだ協議会を結成をされていないというふうな状況にございますし、その状況がどのようになっているのか、まずお尋ねをいたしたいというふうに思っております。 それから、5点目でございますけれども、そういった状況の中で、唐津市は15年度どのような対策を打ち出しているのかということでお尋ねをいたしたいというふうに思っています。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 山崎議員さんのご質問に対してお答えいたします。 唐津港の振興対策についてということでございますので、この振興対策についての考え方、これを答弁として述べさせていただきます。唐津港は、我が国の重要港湾でございまして、北部九州の重要な物流港としての役割を担っております。また、県北部地域の産業経済の拠点としても、その振興に大きな期待がかかっておるところでございます。唐津港の振興対策につきましては、唐津港の持つ物流、水産、観光港としての多様な機能を充実させながら、その複合的な活用をも視野に入れながら、対策に取り組んでいるところでございまして、西港におきましては現今の貨物のコンテナ化に対応した取り組み、あるいは水産業の活性化に向けた取り組みを行っておるところでございます。また、東港におきましては観光港としての機能充実のために、ウオーターフロント整備の推進を事業主体の佐賀県と地元唐津市で協議しながら取り組んでいるところでございます。 ウオーターフロントの整備事業の進捗状況とほかのご質問に対しましては、担当部長の方から答弁をいたさせます。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) ウオーターフロント整備事業の進捗状況でございますが、まずフェリー埠頭の整備事業の進捗状況でございますけども、この事業は今年度、平成14年度から着手されておりまして、平成17年間での4カ年の事業で計画をされております。今年度末の全体計画事業費に対します進捗率は7.1%となる予定でございます。 それから、平成7年度から着手されました運河事業でございますけれども、第1期工事の完成目標を平成19年度として、現在まで県所有の港湾施設用地にある建物の移転補償等が進められてきております。平成13年度末の時点では、第1期工区の移転対象物件17棟のうち13棟の移転が完了しておりまして、残りは4棟となっております。第1期工区の計画事業費に対する今年度末の進捗率は約32%ということになっております。 次に、佐志浜埋立地についてでございますが、現在その土地利用計画の見直しの経過がどのようになっておるかということでございますが、この佐志浜埋立地は唐津港の港湾整備によりまして発生するしゅんせつ土砂の受け皿として、昭和63年度から事業に着手されておりまして、ことしの5月に埋め立て竣工期限を迎えます。この平成3年に取得された埋め立て免許時の土地利用計画では、埋め立て面積17.9ヘクタールについて、住宅関連用地10.3ヘクタールのほかに緑地、道路用地が計画されておりましたけれども、埋め立て免許時から10年以上が経過いたしておりまして、当時と状況が大分変化しているということから、公共工事の代替地201戸分の住宅を計画されておりましたけども、この住宅関連用地の見直しが生じたものでございます。この見直しに際しましては、地元佐志地区や本市の関係団体等から幅広い意見を聞きたいという県の意向でございまして、昨年の11月に唐津港佐志地区埋立地土地利用懇話会が発足し、現在まで2回の懇話会が開催されております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) お答えをいたします。 まず、1点目の唐津港の振興対策についてでございます。東港、西港の取扱量と今後の計画についてでございます。唐津港における貨物取扱量の推移についてでございますが、唐津土木事務所の平成13年唐津港統計年報によりますと、平成13年の貨物の取扱量は282万トンでございます。前年比3%増ということでございます。平成11年から平成13年の過去3年間の推移を見てみますと、平成11年は293万トン、平成12年は274万トン、平成13年度は282万トンでございまして、ほぼ横ばいの傾向にあります。 それから、2点目の有害鳥獣駆除対策でございます。有害鳥獣の中で、特にイノシシの被害が非常に大きいということで、8,500頭の捕獲があったということでございました。本市の調査状況を申し上げますと、平成14年度の調査でございますけれども、イノシシについては水稲、タケノコ、芋、野菜、果樹、花への被害面積が132ヘクタールでございまして、被害金額が7,120万円というふうになっております。カラスにつきましては、被害面積270ヘクタール、被害金額900万、猿については被害面積80ヘクタールで被害金額3,250万、そのほかドバトとかウサギがございますけれども、被害面積32ヘクタール、金額で145万円ということで、トータルとしましては270ヘクタールの約1億1,000万の被害が生じておるところでございます。この有害鳥獣の捕獲の頭羽数でございますけれども、イノシシでございますが、平成11年度が2頭、平成12年度5頭、平成13年度が33頭、14年度は46頭ということで捕獲をいたしております。 それから、農家への自衛策についての支援でございます。農家への自衛策支援についてでございますけれども、イノシシによる農林作物の被害が、先ほども申し上げましたように、非常に深刻な問題になってきておるわけでございまして、県におかれましても特定鳥獣イノシシ保護管理計画を策定をされまして、計画期間の平成15年4月1日から平成19年3月31日までの4カ年に限定をされておりますけども、被害金額を半減するという目標を立てて、施策を講じることになっておるわけでございます。 まず、一つは狩猟期間が1カ月延長されます。現在11月15日から2月15日までの狩猟期間でございますけれども、これを1カ月延長いたしまして3月15日までにするということが1点でございます。 それから、被害農家がみずから実施をいたします捕獲体制の新設もされております。この対策は、農家が自分の農地の被害を防止するために、箱わなのみによる捕獲を行うことができるようになるわけでございますけれども、条件としてはわなの狩猟免許を所有するもの、狩猟関係法に違反したことのないもの、ほかにもございますけれども、そういった条件を満たしたものに、これを認めるという計画も策定されているわけでございます。 それから、広域駆除対策協議会の設立の状況でございます。この広域駆除対策協議会の設立の状況についてでございますけれども、唐津東松浦地域有害鳥獣広域駆除対策協議会は、唐津市、浜玉町、七山、厳木町、相知町で協議会を組織をいたしまして、県の事業、あるいは市単独事業による広域駆除を実施しておるわけでございます。唐津市における有害鳥獣の駆除従事者は、現在25名となっておりまして、銃、またわな等による追い出しや捕獲駆除が主な対策になっておるわけでございます。 また、平成15年度から肥前町、玄海町、鎮西町、呼子町の上場4町による協議会も発足をする予定と聞いております。下場地域の協議会の加入については、イノシシ被害等捕獲実績等の温度差がありますけれども、4町独自の協議会発足に至ったというふうに聞いております。いずれにいたしましても、これによりまして東松浦全域を網羅した協議会が発足できたわけでございますので、この二つの協議会の連携によりまして、効果のある対策を講じて実施をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) ウオーターフロント整備事業については、いろいろと進捗状況等について今詳しく説明をしていただきました。非常に市民の皆さん方の声というのは、こういった国、県、市ともに財政的に厳しい中に、計画はされているけれども、果たしてできるのかという声もいっぱいあるわけでございまして、事業の進捗状況も大変おくれているというのが実情のようでございます。そういった中でですね、これも素朴な疑問といいますか、考え方でございますけれども、この運河が西港と東港を、幅30メートル、長さ340メートルにわたってできるわけでございまして、その中をですね、船、あるいは小型の船か、あるいはプレジャーボートぐらいは通ることができるのかというようなことについて、まずお尋ねをいたしたいというふうに思います。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 運河に船は通るのかというご質問でございますが、この事業地には親水空間として幅30メーター、長さが340メーターの掘り割り水路が計画されております。既存の臨港道路と交差する箇所が2カ所ございまして、港湾合同庁舎の前付近、それから玄関漁連の魚市場の前付近で交差することになりますけども、船を通すためには漁船で6メーター、プレジャーボートで約3メーターの橋の下からの高さを確保しなければならないということがございます。この高さを確保するためには、水路とその既存の道路を立体交差をして、道路を橋梁タイプにしてかさ上げすると同時に、その前後で120メーターから60メーターの取りつけをしなければならないということでございます。この立体交差をすることによりまして、水路周辺の緑地が分断されること、また沿線敷地と取りつけ部とに高低差を生じて、出入りが限定されること、高齢者等の歩行に支障を来すこと、また建設コストが割高になること、このようなデメリットが大きくて、水路内は原則として船を通さないということで計画をされております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) やはり運河が今度できるということは、やはり西港と東港の水の流れをよくして、たまり水の解消を図るというのが一番の目的のようでございまして、やはり船が通るということは難しいというふうに理解をしたわけでございます。さて、その運河の周辺にですね、民間活力施設として、お魚センター、あるいはレストランなどの計画があったわけでございまして、その水産関連業界が中心となって、そういった話が並行して進んでいるのかどうか、まずお聞きをいたしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 民活施設としてお魚センター等の計画があったけれども、並行して話が進んでおるのかということでございますけれども、この民活施設はこの事業で整備される緑地、それから運河周辺の、ひいては東港、ウオーターフロント地区のにぎわいを創出するために、民間活力による集客施設の立地を予定しているものでございます。現在唐津港利用促進協議会の観光部会、それから水産部会に対しまして、事業の進捗状況、それから平面計画上のエリアの確保などについて説明をしたり、下関の唐戸市場などの先進地調査を行って、施設立地についてご相談しているところでございます。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) そういった話が並行して進んでいるということでございまして、唐津港には壱岐のフェリーが着く、あるいはそういったいろんな施設もできるということになれば、大勢の人が集まるようになるわけでございまして、人が集まればやはり交通、車の道路の面が非常に心配をされるわけでございます。東港地区と国道204号線のアクセス道路の整備というのが急がれるわけでございますけれども、その点どのように市として考えておられるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 東港地区のフェリー埠頭や運河緑地が整備されますと、当然その自家用車、バス、あるいはJRなどの交通機関を利用して、この地区に一定の集客を見込めるということから、県道妙見・満島線、この県道だけではなくて、国道204号からのアクセスについても考慮する必要があると考えております。なお、県ではこの港湾計画の改定に向けまして、来年度から唐津港の長期構想等について検討を始められると伺っておりますので、その中で国道204号からのアクセス道路の整備の必要性についても協議してまいりたいと思っております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) 現在でもですね、唐津城の下の県道というのは、大変混雑をいたしているというような状況にございますので、ぜひともですね、県、市が一緒になってですね、この港湾計画の改定に向けてですね、この道路の整備というのは十分に検討して対策を講じていただきたいというふうに思います。 それから、もう一点でございますけれども、東港は海洋レジャー、あるいはマリーンスポーツの基地としても活用していくべきであろうというふうに思いますけれども、今の二タ子地区にできておりますプレジャーボートの基地の収容状況は、現在どうなっているのか、どのようなものかというのをちょっとお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 二タ子のプレジャーボート基地の収容状況でございますけども、この施設は平成8年から12年度までの5カ年を要して、県の事業として整備されたもので、80隻の収容能力がございます。平成13年6月1日からこの施設が供用されておりまして、現在65隻の許可が出され、有料で係留されております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) ざっと計算しまして、15隻ぐらいのスペースがまだあるというふうに考えていいわけですね。 それでは、東港につきましては以上終わりますけれども、まず西港の振興対策についてお尋ねをいたしたいと思います。唐津港の貨物の取扱量の推移については、先ほど松尾部長の方からお答えをいただきました。11年、12年、13年度と非常に横ばいの傾向にあるというふうなことでございまして、やはり貨物の取扱量をいかにして今後ふやしていくかというのが課題になろうかと思います。そういった中で、明るい話題といいますか、西港は水産と物流基地の中枢ということで、拠点ということで考えていく港であろうと思いますけれども、その中で韓国の南西海運の唐津港と釜山港間のコンテナ貨物が1週間に1回でございますけれども、行き来をするようになっております。その取り扱い数量と品目についてお尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) 唐津、釜山間のコンテナ貨物の取り扱いについて、数量と品目についてお答えをいたします。 平成14年の5月から唐津港と韓国釜山間に、定期コンテナ航路が週1便開設をされたわけでございます。平成14年度の実績を申し上げすと、これは5月に開設されておりますので、5月から12月の8カ月間でございますが、輸出は実入りで190本、これは単位は20フィートのコンテナで換算いたしております。輸入は180本、合計370本となっております。月平均にしますと46本でございます。 次に、取り扱い品目でございますが、輸出は古紙が中心でございますけれども、輸入はプラスチック製の日曜雑貨品が最も多いわけでございまして、次いで肥料原料、ロール紙、家具等になっております。また、平成15年に入りましてから、1月に64本、2月に102本と増加傾向を示しておるところでございます。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) 非常に貨物の量が幾らかでもふえてきているというのは、大変いいことだというふうに思いますし、ただ輸出する品物が古紙というふうなことで、唐津から出ていく品物が非常に限られているといいますか、ないといいますか、もっとこの辺を十分にやはり今からは検討して輸出面にも努力をしていくべきであろうというふうに思います。 それから、やはり貨物の取扱量をふやすという意味においてですね、今畜産飼料の稲わらとか、乾燥草の唐津港の荷揚げの希望といいますか、畜産農家からの声があるわけでございまして、そういった唐津港での荷揚げの可能性があるのかどうか、その辺ちょっとお考えをお聞きいたしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) お答えいたします。 畜産飼料用の稲わらの輸入につきましては、中国からの輸入が大半であるわけでございますけれども、昨年の3月に博多港、それから神戸港における輸入検査の際にですね、ニカメイガの幼虫が発見をされたことから、平成14年の4月から輸入が禁止、停止をしておったわけでございます。その後に農水省の現地での調査、指導確認によりまして、平成14年の12月から輸入が再開をされております。また、唐津港におきましても地元の畜産農家、それから港湾関係者の強い要望等、関係機関のご協力によりまして、平成14年の6月4日に唐津港は動物検疫指定港に指定をされまして、輸入に際しての条件整備が整ったところでございます。したがいまして、輸入が再開されたことによりまして、近い時期に唐津港にも稲わらが荷揚げされるというふうに思っております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) 稲わら類がですね、唐津の港に荷揚げをされるということは、大変畜産農家にとりまして、コストを安くするという意味において、非常に大事なことでございますけれども、今の唐津の畜産、牛ですね、牛の頭数が大体5,900頭ぐらいおります。JA上場の管内には、この3倍はいるというふうなことでございまして、非常に稲わらについてはですね、欲しいと、あるいは乾燥草についても取りたいという農家が多いわけでございますけれども、一番心配になりますのが中国から来る、あるいは韓国からのですね、口蹄疫の問題でございまして、そういった面がですね、消毒面、あるいは動物検疫所のですね、徹底した検疫によってですね、安全な稲わら、乾燥草が確保されればですね、大いに唐津の港から取りたいという声が多いわけでございます。現在は、博多と伊万里の方から多い人はですね、たくさん牛を飼っている人たちは取っているという状況にあるようでございますので、特に中国の消毒の面、特に口蹄疫を恐れておりますので、こういったものがですね、安全が保証されれば、唐津の港に今からは稲わら、草が揚がるんじゃないかというふうに、大いに期待をいたしておるところでございます。 そして、最後になりますけれども、今後ですね、唐津港の振興の方向性というふうなことについて、お考えをお聞かせいただきたいというふうに思っております。どのような方向で唐津の港を振興させていくのかというふうなことで、まとめたお考えをひとつお聞かせいただきたいというふうに思っております。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) 唐津港の今後の振興策についてお答えをいたします。 唐津港は、ご存じのように古くから韓国、中国など、大陸との交易によって栄えてきたわけでございます。明治、大正、昭和中期にかけましては、石炭の積み出し港として、その後は西日本有数の水産基地として発展をしてきたわけでございます。昨年5月からは、唐津、釜山定期コンテナ航路も就航いたしましたし、時代の流れに対応した物流基地として発展の期待がかかるところでございます。そのことによりまして、唐津港背後の企業においては、新たな海外取引の発生、それから貨物取扱量増加に伴う荷役並びに陸上輸送就業人員の増加や産業の活性化にもつながるというふうに考えておるところでございます。 また、言うまでもなく、唐津は観光の町でもございます。唐津港におきましても、ここ数年大型クルーズ客船が毎年入港いたしておりまして、唐津観光の海の玄関口として役割を果たしておるところでございます。 そこで、東港におきまして観光港としての機能充実の一環として、近年港に求められております市民に親しまれ、憩いとにぎわいを創出するためのウオーターフロントの整備や駅フェリー航路開設に向けた整備も、事業主体の県と地元唐津市で協議しながら進めているところでございます。したがいまして、唐津港の振興につきましては、市議会の皆様を初め関係団体のご支援、ご協力を賜りながら、唐津港特有の物流、水産、観光の多様な機能を生かした複合的な振興を図りまして、唐津市の産業、経済の活性化に寄与してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) ありがとうございました。物流、水産、観光というふうなことで、複合的な振興を図りながら港づくりをしていくということでございまして、当然その中でですね、やはりバランスのとれた唐津の港の振興を図っていく必要があろうかと思います。特にその中でも水産の落ち込みが非常にひどいということでございますので、そういった面で水産基地としての唐津を、もっとやはり官民一体となって努力をしていくべきであろうというふうに思っております。 以上、唐津港の振興対策につきましての質問を終わらせていただきます。 続きまして、2番目の項目でございます。佐志浜の埋立地についてということでお尋ねをいたしたいと思います。これは、先ほどいろいろと説明をいただきましたけれども、県主体の事業でございますので、市としていろいろ言えない点もいっぱいあろうかと思いますけれども、私たちのですね、耳に入っていること、あるいは地元の人たちに佐志浜の埋立地の活用について入っている情報というのは、幾分、若干違うような気がしたわけでございまして、今改めて建設部長のお話を聞きまして、やはり住宅関連用地の見直しが10.3ヘクタール、戸数にしまして当初201戸分というふうにお聞きをいたしておったと思いますけれども、その公共工事の代替地としての201戸分をどこまで減らすのかと、あるいは半分にするのか、3分の1にするのか、その辺が問題であろうというふうに思いますけれども、その辺についてどのようにお考えを持っておられるのか、市としてですね、ちょっとお聞きをしたいと思いますが、お答えできる範囲で結構でございます。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 佐志浜埋立地の住宅関連用地で、当初計画では201戸分の代替地を準備するということで計画されておりましたけれども、現在県の方に聞きますと、大体半分ぐらいでよくはないかというような話はしてあります。ただし、現在のところ、その懇話会の中での数というのは、まだ出てきておりません。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) 地元振興のための用地の確保はできると、あるというふうにとらえていいわけですね。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 地元振興のための用地は確保できるのかということでございますけれども、懇話会の中でも地元を代表する議員の皆様から、埋立地に予定をされております佐志公民館の周辺にいろんなスポーツ施設を計画してほしいとの意見も出されております。また、産業関係の団体の議員さんからは、地域の産業振興につながる地場産品の直販施設やアンテナショップ等が設置できる用地の確保ができないかといったような意見も出ております。しかし、こういった施設を計画する場合には、近隣に重複する施設がないのか、またその施設はだれが整備するのか、またその土地の譲渡方法はどうなるのかなど、いろいろな検討を加える必要があろうと思っております。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) 建設部長、お答えをいただきましたけれども、何を申しましても、これは県の所有地でございますので、唐津市のいいように使うわけにはいかないわけでございますので、大変心苦しいかと思いますけれども、この懇話会等の意見を十分お聞きいただいて、あるいは地元の意見というのは、懇話会の委員の皆さん方に十分に届いているかというふうに思いますけれども、唐津市の地域振興のために、ぜひ有効に早期に着工するようにお願いをいたしたいというふうに要望をいたしておきます。 以上、佐志浜の埋立地については以上で終わります。 それでは、項目3番目でございます。有害鳥獣駆除対策についてというふうなことでお尋ねをいたしたいというふうに思っております。先ほど詳しく産業経済の松尾部長さんの方から、県の取り組みというふうなことでお答えをいただきました。非常に広域有害鳥獣駆除対策協議会もですね、広域的に二つができるようであると。北波多が唐津に入って、そして上場4町が一つになって、この問題に取り組んでいくというふうなことでございまして、非常に私たち農家としてもですね、期待をいたしているというのが事実でございます。幾らかでもですね、被害が減るように願っておるわけでございます。今の状況でいきますと、農家が非常にやる気をなくしているというのが事実でございまして、手の施しようがないという状況でございます。現在も上場の地域におきましては、田畑を荒らしておりますし、今から出てきますタケノコは大好物でございます。そういったものを食べようということで、一生懸命イノシシも頑張っているようでございまして、私たちにはですね、そのイノシシには負けないようにひとつ被害を最小限に抑えていただくように、行政側としてもご尽力をいただきたいというふうにお願いをいたしたいと思っております。 そういった中でですね、最後になりますれけれども、唐津市のですね、現在のですね、状況というのを見られてですね、これは頭数とか現場も見られて、十分職員の皆さん方もおわかりだと思いますけれども、その状況を見て、今年度の駆除対策をですね、どのように市としてですね、されるのか、あるいは考えられるのか、まずお尋ねをしておきたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) お答えをいたします。 この有害鳥獣につきましては、農家からいたしますと、1年の収穫の喜びをかき消すような鳥獣のしわざに頭を抱えておられ、もう非常に深刻な問題ということは、もう認識もいたしておるわけでございます。農林水産省が毎年全国の被害状況を調査をしておりますけれども、大きな流れで言いますと、被害はふえておるというのが実態だろうというふうに思っております。本市におきましても先ほどご答弁申し上げましたように、被害もふえてはおります。駆除の方もふえておるわけでございますけれども、その中で特にイノシシにつきましては西部地域まで被害が拡大しておりますし、このため農作物の被害の減少に向けて、農業者の生産意欲を減退させないことで、対応してまいりたいというふうに思っております。 また、平成15年度の駆除体制の強化といたしまして、駆除員の代表者会議におきまして、西部地域を2分割をいたしまして、新たに中部地区を設定をして、駆除員を配置して、駆除の充実を図ることといたしております。今後とも有害鳥獣による被害防止には、全力を挙げて努めてまいりたいというふうに思っています。 ○議長(脇山肇君) 山崎議員。 ◆11番(山崎正廣君) ありがとうございました。県、市ともですね、一生懸命取り組んでいただくということで、私も非常に農家の皆さん方にも力強く、今までよりも幾らかは減りますよということが言えるんじゃないかなというふうに思いますけれども、これがイノシシを取り尽くすことは、今の状況ではできないわけでございまして、農家としてもですね、やはりイノシシの生息をしやすい条件というものをですね、例えば耕作放棄地や遊休地などつくらないように、農家の側としてはですね、していかなければならないというふうに思っております。そういう状況の中でですね、農業がもっともっとよくなるように願っているわけでございますので、役所の皆さん方の力強いご努力をお願い申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。          (10番 浦田関夫君登壇) ◆10番(浦田関夫君) 10番、浦田でございます。通告をしておりますので、一般質問を行います。 まず最初に、福島市政8年を振り返ってということでですね、お尋ねをしたいというふうに思います。福島市長もですね、本当に8年間ご苦労さんでございました。大変なですね、財政難の中でやりたいこともたくさんあったんではないかなというふうに思いますが、それも思いどおりにですね、できなかったというところもあろうかと思いますが、その中でですね、その中身についてですね、若干掘り下げて議論をしたいというふうに思います。 特に福島市長は、市長当選以来ですね、一貫して住民本位、生活重視の立場で市政運営に当たってこられたということでございますけれども、確かにそういう政治基本というのはですね、私も大事だというふうに思いますが、それが実際に市民生活の、例えば住民負担の軽減やサービス向上につながってきたのかというと、なかなかそうなっていないと思うんですね。例えば家庭用ごみ袋の完全有料化だとか、在宅介護見舞金の家庭でのですね、慰労金の廃止、敬老祝金の節目支給、また今回出されております重度心身障害者の医療費給付や福祉年金の引き下げですね、そういうものについても住民本意、生活重視という政治基本からはですね、相入れないのではないかというふうに思いますので、その辺ではどのような思いでこの施策を8年間されてこれらたのかですね、基本的な考え方をまず1点お尋ねしたい。 また、唐津市の財政状況の中で、特に厳しくしているのは、土地開発公社のあり方が唐津市の行財政をゆがめているのではないかなというふうに思います。目的がはっきりしていない事業に対してですね、買うのは買ったけれども、それが結果的に塩漬けになったり、不要不急の事業になったんではないかなというふうに思うわけですが、その辺ではどのようにお考えなのか、まずお尋ねをしたい。 2番目に、地域経済の浮揚策についてであります。特に産業経済部の部長からもですね、先ほどからずっと言われておりますやっぱり唐津市の経済状況、雇用状況がですね、厳しいということではありますけれども、その中でやはりどのように唐津市は役割を果たしていくのかということが問われているというふうに思うわけであります。地元業者の優先の仕事発注だとかですね、小規模業者の支援だとかというのは欠かせないものだと。また、それに向けて努力されているというふうに思うわけでありますが、その辺ですね、どのようなことを考えて取り組んでこられているのか、1点。 また、上場開発の農業経営も大変なものがありまして、上場開発の負担金がなかなか払えないという状況があります。やはり営農収益でですね、返済できる農業支援策が必要であろうというふうに思いますが、その点でどのような施策を考えておられるのか、1点お尋ねしたいというふうに思います。 民生部長さんにお尋ねをいたしますけども、先ほどの答弁の中でもずっと出されております、また経済部のですね、答弁の中でも、唐津市の財政状況が厳しいという中で、払いたくても払えないような状況が生まれてきているというのは、数字の中でも明らかにされているわけですけれども、やはり払えなければ国保のですね、保険証の未交付だとか、資格証の発行だとか、そういうことでなかなか病院に行けない。また、そのことが国保会計の悪化につながる。そして、また払えないと、保険料の値上げだとかというようなことが出てくると思うんですよね。そういう中で、やはり私は一定の負担は必要だというふうに思いますけれども、やはりこの国保税の一定の生活の度合いに応じてはですね、引き下げもして払えるような、そして安心して国民健康保険でですね、病院にかかれる、そういう制度にする、またそれが国民健康保険の趣旨だというふうに思うわけですけれども、そこでお尋ねしますが、短期証や資格証の発行の状況、これについてですね、お尋ねをしたい。また、滞納になった理由と滞納額についてですね、平成13年度分で結構ですので、お尋ねをしたいというふうに思います。 それから、介護保険の関係でございますけれども、介護保険はですね、平成12年にスタートしましたけれども、今見直しということでいろいろ議論されているところですが、唐津東松浦の広域圏事務組合では、介護保険料の1号被保険者の保険料をですね、20%も上げるということが出されております。やはり急激な負担はですね、介護保険制度の信頼を失うのではないかというふうに思うわけであります。介護保険制度というのは、国民の社会全体が支えるという趣旨については、私も理解しますけれども、それにしてもですね、30%というのはかなり大きい、これではですね、お年寄りは払いたくても払えない。そして、払えなければ介護保険も受けられないという状況が生まれると思うわけですが、この介護保険料がですね、やはり払えるような所得に応じた施策、確かに4、5ランクの人ですね、については若干されておりますけれども、やはりそういう点ではまだまだ不十分だというふうに考えるわけですけれども、その辺ですね、保険料の減免、それから介護保険制度の本来の目的は、やはり在宅介護中心だというふうに考えるわけですけれども、やはり在宅介護サービスからですね、施設サービスに今シフトが変わってきているわけですね。法の趣旨からすると、やはり少し曲がってきているというか、やはりここはですね、在宅介護でサービスしやすいようなですね、施策として在宅介護サービスの方の減免もですね、含めてすべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。また、そのためにもですね、在宅介護見舞金の復活もですね、欠かせないというふうに思いますので、お尋ねをしたいというふうに思います。 それから、5番目ですけれども、市町村合併の問題であります。実務的なことですので、企画情報部長さんでもいいかと思いますが、中・長期の財政問題はやはり合併を市民が判断する重要な施策の資料の一つだというのは、常々言ってきたことでありますけれども、この協議会で財政シミュレーション20年ということで、長期の見通しを立ててもらって、聞くところによるとですね、このシミュレーションのソフトを自分たち職員さんがですね、考えてつくられたということでありまして、大変な苦労があったんではないかなというふうに思いますし、その作成に当たっての考え方としても、合併特例債を80%に抑えるという控え目なですね、堅実なシミュレーションを立てたということでは、私も一定評価するわけですけれども、その中でですね、質問ですけれども、結論から言えば、私はこのシミュレーションを見せていただいた限りでは、唐津市は合併しなくてもやっていける、そういう見通しを示されたのではないかなというふうに思いますが、その点でどのようにお考えなのか、お尋ねをしたいというふうに思います。 それと、住民説明会の方法であります。合併協議会も順調に進んでいって、唐津東松浦のですね、合併した後の新市の名称も唐津市ということで、協議会では決まったようですけれども、そういうふうに進んでいるわけですが、住民説明会の方法と住民意見の反映についてどのようなお考えで取り組もうとされているのか、お尋ねをして、1回目の総括質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 浦田議員さんのご質問に対してお答えいたします。 福島市政8年間を振り返ってということでございまして、その中で生活者重視の市政を挙げておるが、その仕事の中で市民負担増、あるいはサービス低下を来したものがかなりあるということ、これについての考えを説明せよということでございますが、私はこれは何回もご答弁いたしておりますように、市長就任以来、生活者を視点に据えた市政運営に取り組んできたつもりでございます。この間、国、地方を通じた大変厳しい財政状況、また本市の貴重な財源でございます競艇事業収入の急激な減収、そういった中で平成8年8月の唐津市行政改革大綱、それから平成10年3月の財政構造改革基本指針を初めとして、行政改革の幾つかの指針等を策定いたしまして、財政の健全化に努めてまいったところでございます。 市税等経常収入が減少している現在の状況から考えますと、当該年度の歳入に見合う歳出構造への転換、これを図ることが私は急務だと考えておりまして、議員さんが市民負担増として提示されましたごみ袋の有料化とか、使用料の改定等につきましては、受益者負担の適正化を図るというような観点から、またサービスの低下として挙げられました在宅介護見舞金の廃止等につきましては、介護保険制度の開始など、ほかの制度の充実やより適切な行政を推進するために、事務事業の見直しを行ってきたところでございますし、したがいましてこれまでの財政健全化施策につきましては、将来に向けて避けて通ることのできないものであったと、このように考えておるところでございます。 それから、財政運営の中で、大変苦しいその原因の一つとして、不要不急の土地購入が市の財政の圧迫要因となっておるんじゃないかというご指摘でございますが、土地開発公社におきまして先行取得をし、そして買い戻す場合におきましては、それぞれの土地について利用目的を明確にいたしまして、土地の取得を行っておるところでございます。しかし、先行取得した後の社会経済情勢の変化、あるいは本市の財政状況の急激な悪化等に伴いまして、買い戻しが円滑に進まない場合がありまして、公社において長期保有化しているところでございます。 このような状況の中で、平成13年度に土地開発公社の経営健全化計画を策定いたしまして、この計画に基づきまして、供用済みの土地を初めとして、順次計画的に買い戻すとともに、本市以外へも公社が独自に処分をしているところでございます。なお、買い戻しに当たりましては、財源の一部といたしまして、県の振興資金の特別枠による借り入れ、あるいは地域総合整備事業債等、有利な市債等を受けて実施しておるところでございます。 その他の件につきましては、担当部長の方から答弁をいたさせます。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 厳しい経済情勢の中にどのようなことを考えてやってきたかというご質問でございましたけども、建設部といたしましては市が発注する工事等につきましては、市内業者育成推進を図るという意味合いから、市内業者で施工可能な工事につきましては、市内業者が受注できるよう努めてきたところでございます。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) 上場農業の農業支援策についてお答えをいたします。 上場の営農につきましては、葉たばこ、甘蔗、バレイショ、タマネギ、キャベツ、プチベールの作付について推進をしておるわけでございます。そのうちバレイショ、タマネギ、キャベツ、プチベールにつきましては、県の野菜価格安定保障制度の対象作物として承認も受けまして、価格が暴落しても再生産ができるよう支援を講じておるところでございます。なお、作付面積が増加をしております葉たばこにつきましては、新世紀佐賀園芸農業確立対策事業によりまして、大型の育苗施設建設や管理機の機械導入を計画する等、支援策を講じておるところでございます。また、トマトやキュウリ、ミカンの施設を建設する等の支援策もいたしております。平成13年度から新規作物としてワケギ、これは小ネギの一種でございますけれども、ワケギの作付を推進しておりまして、平成14年度にはこのワケギを県の野菜価格安定保障制度対象品目として承認を受けまして、作付拡大を図っております。さらに、一層の拡大を図ってまいりたいというふうに思っておるところでございます。永年作物や特用作物についても、徐々に作付拡大がなされておりまして、今後適地適作を基本に、関係機関と一体となりまして、上場の営農指導を進め、営農収益で負担金が返済できるよう努めてまいりたいと思っています。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) 国民健康保険に関するご質問にお答え申し上げます。 国民健康保険制度は、構造的に高齢者を中心に無職者が多いということに配慮しまして、低所得者層に対しまして、保険料を軽減する措置を講じておりますが、平成14年度ではこの軽減世帯の制度に該当した世帯が、全体の46.8%になっております。そこで、短期証、資格証明書の発行状況についてのお尋ねでございますが、国保税の滞納対策といたしまして、給付と負担の公平の観点から、滞納のある方については、納税の相談の機会を多くするため、2カ月の短期保証書の交付を行いまして、納税の推進を図っているところであります。また、12年度以降、長期の滞納者については、法の整備が図られ、特別の理由もなく長期に滞納いたしますと、保険証を返還してもらい、資格証明書の交付が義務づけられているところでございます。現在の状況でございますが、15年1月末の現在では、短期保証書の発行件数は446件、資格証明書の発行件数は451件でございます。 それから、次のお尋ねの件でございますが、滞納の状況でございますが、未納者の状況といたしましては、13年度決算において、国保税を含めまして、市全体で1年以内の滞納件数が2,541件でございまして、前年度と比べまして145件増加いたしております。14年度においても滞納の状況は増加傾向にございます。また、滞納となった理由を見てみますと、低所得、営業不振及び多額の負債が主なものとなっておりまして、このことから近年の経済状況の変化及び不況による影響が最も大きいのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) 浦田議員さんの介護保険制度の充実についてということでお答えいたします。 現在検討されている事業計画の中で、介護保険料が非常に高いが、減免の考え方はということでございますが、現在第1号被保険者の保険料につきましては、平成12年度からは災害に遭った世帯や生計中心者が死亡、また失業した場合には減免するということにしておりますが、今回介護保険料が上がりましたので、これに関する減免制度というのは考えております。これの内容といたしましては、世帯の収入が80万円以下の人、世帯員が2人以上については、1人40万増加ということで、世帯員全員が市県民税の非課税世帯であるということ、それから市県民税課税者に扶養されていないということ、それから資産等の活用をしても、なおかつ生活が困窮している、この条件すべてを満たす場合には、申請に基づきまして、所得段階第1段階の2分の1、973円の減免を考えております。 次に、介護保険制度の考え方は、在宅保護を重視にしておるが、在宅介護サービス料金の減免をして、在宅介護サービスを受けやすいようにしたらどうかということでございますが、先ほど申しましたとおり、介護保険制度の減免というのは、今度上がったということでのその減免制度と、ほかにも介護保険導入に伴う利用者負担の激変緩和という観点から、平成11年にホームヘルプサービスを利用していた高齢者のうちに、低所得者について平成12年から14年まで、これは利用料金の7割、それから15年、16年に対しては利用料金の4割、これを減免している介護保険利用負担軽減事業というのがございます。そのほかに、介護保険料金は1割の負担でございますが、この利用負担金が世帯全体で高額になった場合には、高額介護サービス費といたしまして上限を超えた分について、その申請によりまして後で保険者が支給されるという制度がございます。これは、一般世帯は自己負担の上限が3万7,200円、それから市民税非課税世帯は2万4,600円、それから老齢福祉年金受給者は1万5,000円でございます。また、さらには社会福祉法人等による減免がございまして、訪問介護、通所介護、短期入所サービス、また生活介護及び介護福祉サービスの利用者の低所得者の生計が困難であるという利用者に対しては、利用者負担の2分の1の減免をいたしておりますということで、このほかの特別の減免措置というのは考えておりません。 それから、在宅介護見舞金を復活して、在宅介護者に対する支援をということでございますが、この見舞金制度につきましては、平成12年の4月1日をもって廃止をいたしております。平成13年からは介護見舞金にかわるということで、介護慰労金事業を実施いたしておりますので、現在のところ介護見舞金の制度の復活ということに関しては考えておりません。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 市町村合併問題についてのご質問にお答えをいたしたいと思います。 合併協議会が示しました財政シミュレーションにつきまして、唐津市の分を見ると、唐津市は合併しなくてもよいのではないかと、そのようなご質問でございます。議員さんご承知と思いますけれども、合併に際しましては、新市建設計画に定められました施策を計画的に実施していくために、長期的な展望に立って、限られた財源の効率的運用を図るなど、健全な財政運営をするために、財政計画案を策定いたしておるわけでございまして、シミュレーションはその事前作業として行ったものでございまして、この結果は自治体の将来の財政計画施策運営がどういう傾向を持つものかということをあらわしておるわけでございます。この傾向を10年間の財政計画案の中で整合するかどうかを見るための一つの材料として行われたものでありまして、指標としての意味を持つものでございます。 合併しなくてよいのではないかというところでございますが、市町村合併はこれまでも申し上げておりましたが、背景といたしまして少子高齢化社会の到来、住民ニーズの多様化、生活圏、経済圏の広域化、行財政の効率化、地方分権の推進、このようなことで唐津東松浦地域全体を考えて取り組んでおるわけでございます。 次に、住民説明会のご質問でございますが、住民説明会は去る2月28日に開催されました第8回の合併協議会で新市建設計画案が承認されまして、現在合併協議会の方で新市建設計画案の概要版の作成の準備がなされております。概要版ができ上がりますと、それをもとに15年度の早い時期に住民説明会を開催いたしたいというふうに考えております。説明会の方法でございますが、この概要版をもとに小学校区単位で住民説明会を行いしまして、その際住民の方々から出されましたいろんな意見につきましては、市の方において取りまとめをいたしまして、合併協議会の方へも報告をいたしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 13時に再開することとし、休憩いたします。                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~                     午後 零時00分  休憩                     午後 1時01分  再開                   ~~~~~~~~○~~~~~~~~ ○議長(脇山肇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行します。 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) それでは、市長の福島市政の8年間を振り返ってのですね、質疑をしたいというふうに思いますが、確かに本当に厳しい財政状況の中でですね、市政運営をされるのは大変ではなかったかなというふうに思うわけであります。そういう中でですね、住民本位、生活者重視の視点をですね、やはりしっかりと据えた施策がされてきたのかということを問うたわけですけれども、確かに歳入に見合う歳出だとか、受益者の適正な負担というのは、当然ではあるかもしれませんが、それであったとしてもですね、なかなかそういう住民本位、生活者重視が見えてこない、逆に住民に負担を強いるサービスの低下になるような施策が多かったんではないかというふうに、私は問うたわけですが、それではお尋ねですけども、ではですね、市長として自分の施策の中でですね、これは市民本位、生活者重視の施策をしたという、これは喜ばれるというふうなのはどの辺を思われているのか、お尋ねいたします。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 浦田議員さんのご質問に対してお答えいたします。 8年間の施策を振り返って、住民にプラスになったと思う事業、これどういったことを考えるかということでございますが、これは議案説明の中でいろいろ挙げさせていただいた、それを私は住民のサービスの向上のために、つまり住民本位の施策の実現だと、このように考えておりますので、今までやった分については、これ貴重な税財源等を使わせていただいておりますので、そのようなものは唐津市の住民の福祉の向上に役立っておると、このように考えております。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 今までの施策がですね、住民本位、生活者重視の立場でされてこられた、それを見てほしいということだろうというふうに思いますが、私は確かにですね、いろんな施策をする上においては、財源が必要なことはもう重々わかるわけですけれども、この唐津市のですね、財源の財政運営の中で、やはり1回目の質問でもしましたけれども、土地開発公社が先行取得された土地購入がですね、社会資本の充実と言いながらも、先行取得と言いながらも、唐津市の財政の運営をですね、誤らされている、また過大な投資につながっているんではないかというふうな気がするわけです。例えば一つ例をとればですね、旧高取家の住宅の整備にしても18億5,000万が、土地取得は11億ちょいですから、それだけでもですね、かなりの土地開発公社の土地を買い取るためにですね、唐津市の財源が使われると、かなりの有利な財源として国から取ってきたというか、国からですね、有効な財源を利用するという点ではですね、それはもう努力されているというふうには思うんですけども、そのようなことだとかですね、今回大成小学校と志道小学校が一緒になる条例が出ておりますけれども、この大成小学校の横にもですね、平成6年にですか、土地開発公社が土地を買っております。本当にその当時としてもですね、やはり子供たちが少しずつ減る方向にあるのに、何であの土地を買わざるを得なかったのか。今度大成小学校と志道小学校が一緒になるわけですから、そういう点ではですね、何というか、見通しが甘かったのではないかなというふうに思いますし、その後もですね、旧高取家住宅のは先ほど言いましたけれども、高取家の道路際のですね、道路の際のところも公園用地という形で、南城内歴史文化ふれあい公園ということで土地を買うと。しかし、いずれにしてもその活用の見通しは立っていないということなんですね。その辺では、やはり唐津市の土地の活用がですね、十分されていない、そういうことでは私はいけないと思うんですけども、その辺での唐津市が先行して買わせた土地開発公社への市長の今の気持ちをお聞かせください。
    ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 浦田議員さんのご質問に対してお答えいたします。 開発公社の土地の取得について、大分むだがあったっんじゃないかというご指摘でございまして、具体的に旧高取家住宅関連、それから大成小学校の横の土地等挙げてご指摘されたわけでございますが、先ほど答弁申し上げましたように、先行した後の社会的情勢の変化、あるいは本市の財政状況の急激な変化等に伴いまして、買い戻しが円滑に進まない部分があるということで申し上げたわけでございますが、そういった一部もあるわけでございます。しかし、今挙げられました旧高取家住宅につきましては、一部これは前所有者の方のご寄附等もございまして、そういったことでこの建物自体が貴重な歴史的文化財という位置づけ、またこの文化財自体が唐津市にとって今後大変貴重なもの、これは住民の利用、活用、あるいは市が施行する観光行政の上でも、大いに利用できる唐津を象徴する一つの建物、そのような位置づけで、これを中心に公園整備をするということ、これについてはというような投資、そのように理解をいたしておるところでございます。今いろいろ土地の具体的な箇所についてお挙げいただきましたけれども、先ほど申し上げましたような、一部にはひょっとしたらそういった社会情勢の変化等で、今の現時点ではそぐわないようなものもあろうかと思いますけれども、やはりその時点におきましては、公共事業の代替用地等で、それなりの目的を持って取得された、このように理解をしておるところでございます。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) ちょっと総務部長さんにお尋ねして、ちょっと急に振って申しわけないんですけども、土地開発公社の金利負担についてお尋ねしたいんですけれども、わかりますでしょうかね。平成7年からですね、平成13年度までの金利負担どれくらいされていますか、わかりますでしょうか。ざっとでいいですけれども、わかりませんね、いいです。そうしたら、済みません、ちょっと前言っていなかったもんですから、ただ私がですね、土地開発公社の決算から拾った分についてはですね、平成7年の2億492万円から平成13年度6,281万円まで約9億9,000万ぐらいになります。やはりですね、結果的にこの約10億の金利がですね、やっぱり事業の言うならボリュームが広がるという形になって、結果的にその市民負担にもつながるし、その活用しなければ毎年毎年利息がついてくるという形ではですね、私は土地開発公社の行政のあり方というんですか、それがちょっと唐津市の財政というか、行財政をゆがめているんではないかなというふうに思ったもんでから、ちょっと数字を聞いたわけです。 次にですね、唐津市の市長さん、もう既に引退というか、任期を次の方に譲るということでございますけれども、次期の市長に唐津市の市長として8年間やられたその中身についてですね、どういう財産を渡そうとされているのか、いろいろなこともされてこられました。挫折したというか、目的半ばでですね、例えば相賀の温泉の調査だかですね、山田の工業団地のですね、そういうものだとか、後川内ではですね、運動公園ができるということで楽しみにしていたことも、何か外れたこともありますけれども、一方では高齢者総合福祉センターだとかですね、斎場だとかはつくられてきたわけですけども、その辺では新たな市長に託すべき財産としてはどのようなことをお考えになっているんでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 浦田議員さんのご質問に対してお答えいたします。 次期市長さんに渡す財産は何かというご質問でございますが、財産というその意味が私にはちょっと理解できないわけでございまして、物的な財産ということで考えれば、これは私自身の財産ではございませんので、これはもう唐津市民の財産でございます。私がいろいろ施策的にやらせていただいた、そういったものの効果と申しますか、今後それを基本にやっていくべきものというふうなことで理解をしていただきたいと思いますが、私自身冒頭の提案理由の説明の中で申し上げましたけれども、特に少子高齢化社会、あるいは国際化、高度情報化、そして地方分権の進展、このような21世紀における変化、あるいは社会の変転、こういったものに柔軟に対応できるような、そういった唐津市の基盤、基礎をつくるということが一つございました。やはり財政が大変厳しい中で、何が一番唐津市にとって必要かということを、財政と見合わせて考えたときに、やはり今後の唐津市の発展になる基盤、これはどうしても必要だということ、そういった思いもございまして、21世紀の発展にとっての基礎となるものということで、施策を推進してきたところでございます。 そういったことから言わせていただきますと、例えば高度情報化でございますと、光ファイバーケーブルの幹線分とか、それから高齢者ふれあい会館、これは高齢者対応、それから少子化あたりにつきましては、河畔公園一帯の整備、それからまた今後の唐津の発展の基盤となりますと、ウオーターフロントの整備、まだこれは今からでございますけれども、それから工業団地の建設、あるいは文化財の保存、活用、こういったものがございますが、何といいましてもやはり今後の市の発展にとりましては、今特に国、県、市町村で問題となっております行財政改革、そういったことから考えますと、市町村合併の推進、それから財政健全化の、これは今まで議会の皆さん方にも大変ご理解をいただいてこれまで推進してきた、そういったことが私は私の今後唐津市へ残すことができたことではないかと、このように思うわけでございまして、それをもとに今後皆様方でその上に築くものをいろいろご検討していただければ幸いかと思います。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 一人最後もう一点だけお聞きしたいんですけれども、次期市長へですね、託すとすればどういう、例えばメッセージとしてどういうものをお考えでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) これは、次の市長さんも市民の投票で選ばれる方でございます。そういった市民の方の信託を受けて選ばれる市長さんでございますので、多分市民の皆様のお考え、またそしてこれは次の市長さんのお考え、これが市民にフィードバックされて、そしてその評価を受けて当選されるわけでございますので、やはりこれは次の市長さんの考え方、これを尊重させていただきたい、このように思います。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) ありがとうございました。 じゃ、建設部長さんに次にお尋ねしたいんですが、今の雇用状況の中でですね、やはりワークシェアリング、仕事の分かち合いという観点からもですね、やはり公共事業のあり方は当然だろうというふうに思います。先日の中川議員からの質問の中でも出されておりましたけれども、やはり金額の小さい事業についてはですね、担当者の判断で公共事業の発注をされている。一面では小回りがきく利点もありますけれども、行政のですね、透明性、公平性から考えれば、やはりここはしっかりしたルールづくりが必要だというふうに思うわけですね。そういう点では、やはり小規模の業者の方を登録してですね、それの中から順次仕事の分かち合いをするという、そういう小規模業者の登録制度の必要性があると思いますけれども、その公平性、透明性の観点から見ていかがでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 昨日中川議員さんのご質問にもお答えしておりましたように、少額な修理補修等につきましては、随意契約という現行制度で行っておりますけども、今議員さんおっしゃいましたように、透明性、公平性を図る意味合いからも、他の先進都市を調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) では、経済産業部の部長さんにお尋ねしたいんですが、上場開発の負担金の状況についてですね、お尋ねをしたいというふうに思いますけれども、かなりですね、上場開発の負担金が払えないという状況が起きているというふうに聞いております。平成13年度の決算でも8,800万円の滞納額があるというふうに聞いておりますけれども、現在の状況はどのようになっているのか、お尋ねをします。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) 上場開発負担金の滞納状況についてお答えをいたします。 10年度から14年度まで申し上げたいと思いますが、10年度で全体で2,763万6,000円、それから平成11年度で2,368万2,000円、平成12年度で5,512万7,000円、13年度で4,718万6,000円、14年度で、これは見込みになりますけれども、4,789万7,000円ということで、全体の累計額としては、現在1億2,653万7,000円になっております。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 約1億2,000万のですね、滞納額があるということでありまして、大変な状況なんですね。そもそもがこの上場開発事業というのは、私も加入しているわけですけれども、昭和48年にですね、上場に土地と道路と、それから広い土地をということで、農業のですね、一大産地化を目指して、国の直轄事業で始まったわけですけれども、延々と続いて、数日前の新聞にはやっと終わったということでありましたけども、私たちが当初聞いてきたころは、大体230億くらいの事業予算ではなかったのかというふうに思いますが、現在では2,300億ぐらいを超している、約10倍超している金額になっているということで、その間の農業情勢も大きく変わってきたわけですが、ここでですね、やはり上場開発の金利負担といいますか、状況を見せていただいたんですが、かなり金利の、一部借りかえられたということは聞いていますけれども、当初6.5%ぐらいであった金利をですね、相当書きかえられたということはありますけれども、もっともっとですね、安い金利に引き下げること。そして、これは唐津市の財政状況から見てもですね、債務負担行為をしています。ですから、0.5%下がるだけでも、唐津市の財政的にも運用としては助かるわけですから、そこでは別団体とはいえですね、債務負担行為をしている以上は、唐津市としてもそういう安い金利へ切りかえること、特に競艇さんの方でもですね、2.幾らだったのをですね、0.5%に借りかえたというのが議案提案の中でもされておりましたけども、そういうふうにですね、安い金利に変えるという努力について、唐津市ではどのような指導とか観点を持っておられるんでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) 償還額の借りかえについての土地改良区に対する指導等についてご質問でございます。国営の上場土地改良事業の償還につきましては、これは財政投融資の資金を活用しておりまして、工事を進めた経緯があるわけでございます。この財政投融資資金につきましては、借りかえは非常に難しいというふうに考えておるわけでございますけれども、農家の負担軽減のためにですね、その繰上償還による借りかえについて強い要望があるということは、土地改良区の方でも認識もされておりますし、先般この要望に沿いまして、九州農政局の方へ上場土地改良区の理事長、市長さんでございますけれども、出向きまして要望もされておるわけでございます。 また、県営畑地帯の総合土地改良事業の償還金につきましては、昨今の市中金融機関等の貸出金利の動向を見ながら、これは上場土地改良区とも協議をしておるわけですけれども、これまで平成10年度にですね、1度借りかえの実績がございます。また、15年度にも一応借りかえの予定をされているようでございます。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 10年に借りかえ、そして15年度に借りかえるということで、5年ごとの借りかえがずっとされているということなんですが、金利をね、今のこの金利、借りかえられようとしている金利はどのくらいの金利で、じゃ借りかえられようとしているんでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 松尾産業経済部長。          (産業経済部長 松尾博司君登壇) ◎産業経済部長(松尾博司君) お答えをいたします。 県営畑地帯総合土地改良事業に伴う借りかえでございますが、平成10年度に借りかえました経緯について申し上げたいと思いますが、これは昭和51年から借り入れが続いておりまして、その借入額の総額が77億1,100万でございます。それで、平成10年度の借り入れ残額が45億6,000万あったわけですけれども、このうちの14億1,100万について借りかえを行っております。それに伴いまして、これは先ほどご質問ありましたように6.5%、いろいろ利率は変わっておりますけれども、昭和51年の6.5%からですね、金利も低く推移をしておるわけですけれども、それをですね、先ほど申し上げましたように、14億1,000万の借りかえは2.85で借りかえまして、その2.85の借りかえによる軽減額というものが1億819万円の利子の軽減がなされております。今回15年度に借りかえようとするものにつきましては、その2.85%を2.4%で借りかえようとしております。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 財政投融資については借りかえにくいということなんですけども、財政投融資の借りたという理由の経緯もあるわけですね。国の予算がなかなかつかないということで、財政投融資の2%高い金利の資金を借りてですね、早く終わろうということだったんですが、結果的にそんな早く終わらなかったということがあるんですね。それでも、職員さん頑張って6.5ぐらいのをですね、2.85に下げたと。しかし、それをまた2.4に下げるということなんですけれども、競艇のところでもあったようにですね、2.98とか2.54を0.5%に引き下げるという、今の低金利からすればですね、2.4でも高いと私は思うんですね。ですから、もっと安い金利で、これは農協関係の金融機関から借りていると思うんですけども、やはりここは農家の立場に立つ、また唐津市の財政状況から見てもですね、農協ということに限らずにですね、私はやるべきだというか、安い金利に切りかえる、またそういうところにもですね、別の金融機関にも声かけてでもですね、すべきだというふうに思います。 次にいきます。国保税の引き下げについてでありますけれども、短期証の発行についてもですね、かなりふえているということなんですね。国保税の引き下げについてでありますけれども、滞納状況についてもですね、低所得者や営業不振と、それから負債の増加ということが主な理由ということなんですよね。それでは、ちょっとお尋ねしますけれども、金額的にですね、現在というか、一番わかりやすいのは平成13年度の決算がいいかと思いますが、滞納額というのは、滞納状況というんですかね、どれぐらいあるのかですね、まずお示しをいただきたいというふうに思います。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) 滞納額についてお答えいたします。 まず、国民健康保険税の過年度分から含めましての総滞納額、13年度決算の状況でございますが、8億2,900万、現年度分につきまして1億8,031万5,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 過年度分と13年度分と合わせたら、じゃ10億ぐらいになるということなんですか。じゃなくて、13年度分ですね、わかりました。しかし、8億のどっちにしても滞納状況にあるということはですよ、この国民健康保険会計の予算が大体72億ぐらいだったと思うんですよね。そうすれば、そのうちの市民の税金がですね、72億のうち国保税の税収というのは約22億ぐらいですよね。そのうちの約8億というのは、かなりのウエートを占めている、そういう何というか、国民健康保険の会計が大変な状況に陥っているということですね。そのことは、やっぱり国保会計の悪化にもつながるわけですけれども、加入者がいかにやっぱり厳しい生活を強いられているのか、また高い保険料で、払いたくても払えないということの状況に置かれているというふうに思うんですね。 それでは、もう一点お尋ねしますけれども、税条例の中で16条に減免規定があるわけですけれども、減免規定でですね、減免を受けた人というのは、13年度わかればいいですが、調べてありますでしょうか、なければいいです。いや、いいです、いいです。かなりですね、かなりというか、16条で受けている人というのはほとんどいないんじゃないかというふうに思うんですね。ですから、私はこの財政状況から見てもですね、やはりもちろん加入者は当然加入金を払わなければならないわけですけれども、そこではですね、やはり払えるような保険料にすべきだというふうに一つは考えています。 もう一つはですね、後発医薬品の使用の促進ですね、やはり医療費の負担の軽減、それから国保会計への負担軽減につながるというふうに思うわけですけども、国もですね、後発医薬品の使用については、前向きの姿勢を示していますけれども、その前向きの姿勢を受けて、唐津市の国保会計としてはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 米光民生部長。          (民生部長 米光紘一君登壇) ◎民生部長(米光紘一君) 後発医薬品、ジェネリック製品の使用についてのお尋ねでございますが、国においても医薬分業の進展を踏まえまして、後発品の使用環境整備の観点から、14年4月の診療報酬改定におきまして、医師が処方せん、この投薬につきましては医師の処方と薬剤師の調剤とあるわけでございますが、医師が処方せんに後発医薬品を処方する場合は2点、すなわち20円ですが、また薬剤師が患者に後発医薬品に関する情報を提供して、患者の同意を得て調剤した場合には10点、100円が加算されるということで、使用促進が盛り込まれております。ただ、後発医薬品の使用促進を図るべきではないかとのご質問でございますが、これについても従来からお答え申し上げておりますように、薬剤の使用につきましては、個々の患者の状況に応じて、医師と患者の信頼関係の中で処方されるものと考えておりますので、現在のところそういうPR等については考えておりません。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) 考えていないということですけれども、しかし確かに医者と患者との信頼関係にはあるわけですけれども、しかしやっぱり国保会計がこういう厳しい中で、それだけを言っていていいのかと、やはり国も重い腰を上げてですね、医療費や国保会計の軽減負担につながる努力をしようという動きをしているわけですから、そういう点ではやはり医師会との話、直接唐津市が医師会と話すことができなければ、県の連合会もありますのでね、そこでとの話し合いとかね、そういうものをしていく必要があるというふうに思いますので、その点でよろしくお願いいたしたいというふうに思います。 時間がありませんので、次にいきたい。介護保険料の問題でありますけれども、私はこの介護保険の制度についてはですね、住民理解が必要だし、もっとそれからサービスが受けられるような、そういう体制をつくっていく必要があるというふうに考えるわけですけれども、今の制度としては最初の話では、介護サービスを選ぶことができるというですね、契約サービスが受けられるということで、バラ色に描かれたわけですけども、実際問題としては、特別養護老人ホームに入ろうと思ってもなかなか入れない。そのうちにもう行けなくなってしまうというふうな事態がかなり起きているわけですが、その中で唐津市は以前ですね、在宅介護見舞金を慰労として支給していたわけですが、年間18万円ですね。そこで、お尋ねですけれども、14年度の実績についてわかりましたらお答え願いたいんですけども、部長さん。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 平成14年度の実績は2人でございます。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) ありがとうございます。11年度はですね、169名、約170名が利用されていたわけですね。それがですね、平成14年度は2名と、15年度の予算にも2名、20万円とされています。この新しい制度を利用する場合は、一回も利用したことがない、それから住民税非課税の世帯じゃないといけないとかですね、いろんな制約があってですね、できないんですね。やはり私はそういう点で在宅で介護をされているけども、その恩恵を受けられないという方がたくさんおられる。169名の方がわずか2名に減ったということではですね、市長も国の制度で減らしたという面もありますけれども、ほかの制度に変わっていないじゃないかと。変わっているというならば、介護見舞金の支給者や対象者がね、169名が少なくとも3けた台で維持されていればね、それは言えるかもしれないけども、1けたになっているということからすれば、私は代替になっていない。ですから、在宅で介護される方への、また在宅サービスの恩恵を受けるためにも、私は必要だというふうに思うわけであります。 時間がありませんので、あと要介護者が障害者控除の対象になるということでの周知徹底についてですね、以前ずっとこちらというか、議論もしてきたわけですが、その辺についての周知徹底の方法や認定書の交付、また昨年から質問していましたのに、ことしの申告には間に合わないというふうなことを聞いておりますが、その辺でのお考えを示してください。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 周知の方法は、市報とか行政放送、それから関係団体、施設等にもチラシ等を配布いたしたいというふうに考えております。 それから、認定を受けるまでの順序ということでございますが、所得税法で定めてあります普通障害と重度心身障害に準ずるものに該当するということは、市の方で対象者の申請用紙を用意しておりますので、市の方にまず受け付け申請をしていただきます。市で認定審査会をつくっておりますので、そこで判定して、障害者の控除対象者となるということであれば、その認定書を持っていただいて、申告時に税務署の方に行っていただければ、認定を受けられるというふうになっております。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) もう税金の申告のあれは17日までということになっていて、間に合わないわけですけれども、やはりこれは昨年からも質問していたわけだし、その前向きの姿勢で検討もするということで、私は今回の申告にですね、間に合わせるような努力が必要ではなかったのかなというふうに思いますし、またもしですね、申告の後であってもですね、障害者控除が明らかに昨年からとか、前の年からになっている人についてはですね、さかのぼって申請が受けられるということについての周知徹底が必要であるというふうに思いますし、その点での見解と医者の診断がなくても介護認定に合わせて控除を受けられるような、そういう施策についても考えがあるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 認定審査会で審査を受けていただいて、それが例えば審査をする認定審査員の中には、お医者さんとか保健婦とか、いろいろ関係者がいますが、その中でさかのぼって認定が受けられるということであれば、認定は受けられるというふうに思っております。それから、それの周知をどうするかということでございますが、それも含めてですね、広報したいというふうに考えております。 ○議長(脇山肇君) 浦田議員。 ◆10番(浦田関夫君) ありがとうございました。 あと1分ということで、本当に市長さんにはですね、2期8年間本当にお疲れさんでございました。私も心ならずも本当に市民の立場からやはり苦言を呈したこともあったと思いますし、また積極的な提案もしてですね、そのことについて誠心誠意答弁いただいたことについてお礼を申し上げ、質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。          (8番 白水敬一君登壇) ◆8番(白水敬一君) 白水です。一般質問を行います。 今回は、特に質問の項目について、より具体的に、より詳細にということでございましたので、上からもうたくさん丸印をつけまして、通告をしておりますので、このとおりいきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、1番目の福島市政の2期8年間の総括であります。平成7年の4月に当選されまして、それから2期8年間市政の運営をしてこられました。ここに公約を持ってきておりますが、1期目が「市民がみんなで21世紀に向かってやさしい、そして活力のあるまちづくり」ということで、六つの項目を並べてあります。また、2期目については、今度は物すごく簡素になりましたけども、私の公約ということで、「市民みんなでやさしい活力ある唐津のまちづくりのために」ということで、今度は4項目掲げてあります。 その中で、2期目については、私たち公明党も政策協定の上で推薦をして、その4年間を財政運営について、政策について、毎年の予算編成要望書や議会質問等で提言をしながら対応してまいりました。いろいろと批判、またする方も多いんですけども、この4年間に、そして8年間については本当に景気低迷の中、市税の減収、そしてまた雇用の悪化、そして競艇事業の減収など、厳しい経済運営の中で、それまではややもすると、公約の政策に上がらなかった、つまり光が当たらなかった女性、高齢者、障害者にスポットを当てて、男女共同参画社会の推進とか高齢者、障害者の福祉推進、また前任者も質問ありましたけれども、環境都市宣言にも見られるように、環境防止条例等、環境施策にも力を入れられて、そしてまた文化活動等も力を入れられてこられました。このことについては、大いに評価をしているわけであります。 じゃ、最初でありますが、8年間の成果について、提案事項の説明の中にもありますが、福島市政の実績としてのハード面、ソフト面の事業等を挙げていただきたいと思っております。 次に、2番目ですけれども、市町村合併の推進についてということで、10市町村合併を目指しての第1回の合併協議会が7月30日開催され、それから以来月1回の合併協ありまして、そして幹事会、小委員会で事務方、そして各種部会等、平成16年の10月の1日の合併調印へ向けて審議がなされているようでありますが、それでは最初に合併推進のスケジュールの進捗状況についてお伺いをしたいと思います。 次、3番目ですけれども、救急医療体制の整備についてであります。1番目に、休日医療センターということで書いておりますけれども、新年の三が日、1月3日、私が近隣の友人を医療センターに連れてきた際のことであります。そこには、インフルエンザ等で乳幼児、幼児を抱えた大勢の母親たちが順番を待って、ロビーがあふれるような感じでありました。私の知人は内科だったので、すぐ診断して治療してもらいましたが、小児科の先生は1名でなかなかさばけず、非常に込み合って、多くの方々から不満が出ていたということを聞きました。後日、当事者から聞いたところ、2時間ほど待った、そういうふうな話を聞きました。そこで、正月三が日の状況、また1月、2月の土曜、日曜日の救急医療センターの利用状況はどうなったのか。また、当日の内科、小児科の医師の配置はどうなったのかということについてお伺いをしたいと思います。 4番目です。街路灯、防犯灯の整備ということで挙げさせていただいております。市民の皆様の意見や要望を聞く機会が、時節柄多くなってきております。語る会とか、いろんな家庭訪問の中で、一番要望の多いものは、防犯上の街路灯の設置であります。平成7年の6月に初当選して以来、その直後の議会において、学校通学路の総点検ということで、学校通学路の危険箇所を指摘し、全市にわたる総点検の調査を要望いたしました。平成8年に全市の駐在員から要望を聞いて、その箇所の調査をされました。そこで、その数、市街地周辺部合計で212カ所ということでちょっと聞いておりますが、そしてその必要性に応じて、A、B、Cのランクをつけて年次計画を立てて、順次設置されてきたところでありますが、その要望箇所と整備状況はどうなっているのかということについてお伺いをいたします。 1回目の質問を終わります。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 白水議員さんのご質問に対してお答えいたします。 8年間の私の市政におけるその成果についてのご質問でございますが、平成10年に第5次唐津市総合計画を策定いたしまして、やさしさと活力ある唐津を目指してを基本理念といたしまして、市政運営に努めてきたところでございます。それに基づいて施策をやったわけでございまして、この8年間の主なハード事業及びソフト事業ということでございますが、これらにつきましてはご質問の中にもございましたように、今議会冒頭の提案理由説明の中で申し上げたわけでございまして、繰り返しになろうかと思いますが、主なものに絞って申し上げますと、ハード事業につきましては福祉のまちづくりで、高齢者ふれあい会館「りふれ」の建設、ケアハウス・デイサービスセンターの建設、特別養護老人ホーム「潮荘」を鎮西町と共同で建設、唐津地域総合保健医療センターの建設、それから快適な環境づくりにつきましては、西唐津市営住宅及びラコルテ和多田市営住宅の建設、土地区画整理事業や唐津駅赤川線等の街路事業、それから公共下水道、農漁業集落排水事業の推進、それから大平山斎苑や清和公民館の建設、それから環境調和型のまちづくりにつきましては、安らぎの広場の整備、ペットボトルセンターの整備、またにぎわいと交流の舞台を支える基盤づくりにつきましては、ふるさと会館「アルピノ」の建設、フェリー埠頭の整備や運河の建設等、ウオーターフロントの整備推進、それから活力ある産業づくりでは石志工業団地の整備、高島、神集島及び湊浜の漁港改修、豊かな感性に満ちた人づくりでは、西唐津小学校、長松小学校の大規模改造事業、高島、神集島小学校の改築、余暇を味わうまちづくりにつきましては、旧高取家住宅や旧唐津銀行の整備、ウォーキングトレイルの整備、松浦河畔公園の整備、ボートハウスの建設、以上がいわゆるハードの施設でございますが、これらは単にハードの整備にとどまらず、その施設を活用した福祉地域活性化のための施策を展開するためのものと理解いただきたいと存じます。 それから、主なソフト事業を申し上げますと、福祉のまちづくりにつきましては、特別保育対策や放課後児童対策の充実、救急医療センターにおける小児科の夜間診療開設、介護保険制度の実施、それから環境調和型のまちづくりにつきましては環境基本計画の策定、にぎわいと交流の舞台を支える基盤づくりにつきましては、唐津市有線テレビジョン放送の開始、地域イントラネット事業の展開、友好姉妹都市との職員相互派遣やスポーツ、文化等の交流、それから活力ある産業づくりでは駐車場確保支援事業や商店街空き店舗利用促進事業、農業の経営構造対策事業やBSE対策関連事業、佐賀県玄海栽培漁業協会の設立、それから豊かな感性に満ちた人づくりにつきましては、からつっ子虹の五カ年計画の推進、男女共同参画社会実現のための組織づくりや女性リーダーの育成、余暇を味わうまちづくりにつきましては、市民参加の桜育成、その他第5次唐津市総合計画の策定、唐津2001年記念事業や唐津市制70周年事業など、生活者重視を視点に実施してきたところでございます。 他の件につきましては、担当部長の方から答弁いたさせます。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 白水議員さんの市町村合併の推進についての質問にお答えをいたします。 まず、合併協議会のスケジュールの進捗状況についてどうかというご質問でございます。昨年の7月3日に合併協議会が設置されまして、今日まで8回の合併協議会が開催されております。この中で、昨年の8月30日開催の第2回協議会におきまして、協議会開催は毎月1回開催する。住民への周知、広報として協議会開催に合わせて協議会だよりを発行する。また、協議会の協議に当たりましては、考え方といたしまして新市建設計画の作成を行う。合併協定項目についての協議調整を行うことなどが確認されております。 昨年9月30日に開催されました第3回の協議会では、新市建設計画小委員会、基金小委員会、財政小委員会、議員の任期及び定数小委員会の四つの小委員会が設置されまして、あわせまして協議会の協議スケジュールの概要が示されたわけでございます。この後、昨年11月1日に開催されました第4回の協議会では、45項目に上る合併協定項目が示されまして、先に述べましたスケジュールに従いまして、前回2月28日開催の第8回の協議会まで、ほぼ予定どおり協議が行われております。 具体的には、これまで13項目の協定項目が提案されまして、引き続き小委員会に付託されております基金の取り扱い、議員の任期及び定数の取り扱いの案件2件を除く11件の合併協定項目が承認されております。11件の内訳につきましては、事務組織及び機構の取り扱い、支所等の配置に関するものでございます。次に、町名、字名の取り扱い、慣行の取り扱い、消防団の取り扱い、行政区の取り扱い、病院、診療所の取り扱い、合併の方式、合併の期日、新市の名称、新市の事務所の位置、その他の財産の取り扱いとなっております。また、新市建設計画案、新市財政計画案についても第8回協議会で承認をされております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 まず最初に、年末年始における小児科の受診状況でございますが、夜間の小児救急を受けまして、12月31日が176名、1月1日が161名、1月2日が143名、1月3日が141名で、合計621名でございます。1日の平均が155名の方が受診されておりますが、昨年の同日は497名でございますので、今議員さん言われましたとおり、ことしは昨年に比べて124名ふえておりまして、この原因はインフルエンザの増加によるということでございます。 2番目といたしまして、土曜、日曜含めて休日の受診状況でございますが、平成13年度は小児科4,456名、内科2,115名、外科1,895名、合計の8,466名で、1日平均が119.2名であります。また、小児科につきましては1日平均62.7名の方が受診されております。なお、年間を通じております小児夜間については5,231名ということで、1日平均14.3名となっております。 それから、最後に土曜、日曜含めて当時のお医者さんの配置はどうだったかということでございますが、休日及び年末年始における救急医療センターの現状でございますが、現在診療科目が内科、外科、小児科の3科目で、それぞれ1名の医師で対応いたしております。診療時間が9時から午後9時までの診療ということで、また小児科につきましては引き続き翌日の6時までの診療を行っております。 以上です。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 街路灯の整備についてのご質問でございますけれども、平成7年に市内全域の駐在員さんに街路灯の設置基準を同封いたしまして、調査を依頼しております。その調査の結果といたしまして、議員さん216という数字をおっしゃいましたが、261でございます。その261に10カ所の追加がございまして、市街地につきまして98カ所、周辺部は173カ所の計271カ所の要望箇所が提出されております。その提出されました要望箇所につきまして、各駐在員立ち会いのもとに再調査を行いまして、緊急性、安全面等を考慮いたしまして、整備の必要度、それから設置基準に対応しているかで3ランクに分けて整備計画を作成いたしております。この整備計画に基づきまして、街路灯設置基準に見合う、また必要度が高いランクにつきましては、平成8年度、9年度において設置完了いたしております。その後、設置基準に見合うものといたしまして、平成10年度30基、平成11年度に8基、平成12年度に3基を設置し、現在に至っております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) じゃ、1番の方から、福島市政2期8年間の総括ということで、2番目にいきたいと思います。これは、財政の状況ですけれども、これは聞かなくてもよかったんですけども、これは平成7年度の当初予算というのは、もうもちろん福島市長が編成していないわけでありますので、平成7年の決算の状況から見て、平成7年と平成14年度の比較をお伺いをしたいと思います。まず、財政規模、そして競艇事業の繰入金、また自主財源率、財政力指数、経常収支比率、公債費比率、それとまた市税と市債の残額、そういった面について平成7年度の決算と現在との比較を総務部長の方にお願いしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 山下総務部長。          (総務部長 山下正美君登壇) ◎総務部長(山下正美君) 白水議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、財政規模でございますが、平成7年の財政が歳入総額303億7,335万5,000円でございました。平成14年度決算見込みで約280億円になる見込みでございます。歳出もほぼ同様でございますが、平成7年で302億3,073万9,000円でしたが、14年度約280億円ということで、比較いたしますと20億円ほど減少しております。これは、ご質問の中にもありましたように、市税や競艇事業収入の財源が減少したことが挙げられるかと思います。 競艇事業収入でございますが、平成7年度繰入額が25億3,700万、単年度収益が25億2,704万円でしたが、14年度見込みでございますが、繰入額5億5,000万、収益が、これちょっと特別の市債を借り入れたことがございますので、数字上は2億5,000万程度の単年度収益が出ておりますが、これがなければほぼとんとんという形で、収益がほとんどゼロという形になっているかと思います。市債の借入額が平成7年度37億円でございましたが、14年度29億9,000万になろうかと思います。 公債費の元金の償還額につきましては、平成7年度15億でございましたが、これの繰上償還額は7年度と14年だけ比べるのはいかがと思いますが、時間の都合もありますので、14年度は約25億という形になろうかと思います。 減債額につきましては、平成7年度292億2,554万2,000円でございましたが、14年度354億811万になろうかと思います。ただ、何度なく減債高については、この議会でもご答弁申し上げておりましたが、起債の性格が随分変わっておりまして、いわゆる純借入額の残高で申しますと、平成7年度199億4,838万円に対しまして、14年度末では211億7,538万円という数字になっておりまして、12億円の増加にとどまっているところでございます。 自主財源比率につきましてもお聞きでございましたが、ちょっと平成7年度の数字がございませんが、14年度の決算で41.3、15年度の当初予算段階で41.0という数字になろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) ある程度の数字の比較をしていただきましたけども、予算規模以外にもいろんな面でこの8年間のうちに厳しくなっているようでございます。そして、最初にハード面とソフト面ということで言われましたが、ハード面よりも本当に知恵を出すということで、ソフト面が大きく事業の成果としてあらわれているようであります。やはり58年から平成6年の間に野副市政が12年間の成果説明書ということで書かれているんですけども、これはもうハード的なものばっかり書かれて、それだけ財政的に豊かにあったのにもかかわらず、この8年間でソフト事業に転換されて、いろんなことで成果ができているんではないかなというふうに思われます。 それと、あと財政見通しが平成10年と14年度を示されましたが、それと行政改革大綱が平成12年の5月にできましたが、この進捗状況についてお伺いしたいと思います。それとあわせまして、第5次総合計画、よく市長使われていますけども、七つの施策と21の重点プロジェクト、それについての進捗状況をお願いしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 白水議員さんの行政改革大綱の進捗状況のご質問にお答えをいたしたいと思います。 本市におきましては、これまで地方分権時代に対応するということで、市民の新たな行政に的確にこたえるために、事務事業の組織機構の見直しの実施、財政運営の効率化を図るために、行政改革の推進を進めたわけでございます。具体的には、行政改革を推進するために、平成7年の6月に唐津市行政改革推進本部を設置いたしまして、8年の8月に唐津市行政行革大綱を定めまして、その後3年間を実施期間とし、積極的に行政改革の推進に努めたところでございます。 また、平成12年の5月に第2次行政改革大綱を策定いたしまして、12年度から16年度の実施期間を定めまして、改革に取り組んでいるところでございます。 13年度末までの進捗状況につきましては、取りまとめをいたしておりますが、その中で数値目標を出しておりました分について、改めてご報告をいたしたいと思いますが、まず財政面でございます。財政運営の目標といたしまして、経常収支比率を目標85%以下とするというふうにいたしておりますが、これが平成13年度86.6%でございます。起債制限比率は14%以下という目標に対しまして、13年度で13.1%になっております。市債発行額が20億円以内ということでございますが、13年度で17億4,000万になっております。 次に、定員管理に関する目標でございますが、11年度比で5%削減するという目標でございますが、これに対しまして13年度で4.0%になっております。 環境に関する目標につきましては、エネルギーの削減ということで、燃料、それから電気、二つに分けております。これは、9年度比で10%削減を目標にいたしておりまして、燃料の方は13年度で10.6%、電気で7.1%になっております。紙の使用量の削減でございますが、これも9年度比較いたしまして、10%削減することを目標といたしております。これが平成13年度で9.4%になっております。 それから、審議会等への女性の登用率でございますが、30%を目標にいたしておりまして、これが13年度で24.7%になっております。 次に、第2次行政改革の実施計画は、平成12年度から16年までといたしております。12年度から13年度に行政の情報化の推進など、行政改革に取り組んだ件数は68件ございます。このうち一定の成果の上がったものが58件で85.3%、まだ成果が上がっていないものが10件の14.7%となっております。この中で、経費の削減につながるものとして18項目ほどございまして、平成13年度には約4億円の見直しの効果があらわれております。今後も引き続き本年度から取り組んでおります第2次行政改革実施計画の中後期計画を着実に進めていくことになると思います。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 1番の最後の項ですけども、5と6です。8年間市政運営の中で目標に掲げて、また公約として、そしてなし遂げられなかったこと、こういうふうなものはどんなものが市長として挙げられるのか、また今後の市政運営の課題、問題点、こういった面について市長のご意見をお伺いしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 福島市長。          (市長 福島善三郎君登壇) ◎市長(福島善三郎君) 白水議員さんのご質問に対してお答えいたします。 私が市政を担当させていただいた8年間で、なし遂げ得なかったことについて、どのようなものを考えているかということでございますが、市民の皆さん方の信託をいただきまして、行政に携わらせていただいたその間は、やはりいろいろのことをやりたい、やらなければならない、そういった気持ちでいろいろの事業があったわけでございますが、そのうちで遂行できたもの、あるいは遂行できなかったもの多々ございます。そういった中で、やはり心残りというものはあるわけでございまして、大学の誘致につきましては、私もやはり唐津に大学、佐賀県の北部地域に都市機能の象徴みたいな大学の施設をやはり誘致したかったということ、これにつきましてはやはり心残りがあるわけでございます。そのほかもいろいろございますけれども、それをもって代表にさせていただきたい、このように思います。 それから、退任する上で、唐津市の市政運営上の課題、問題ということでございますが、これは先ほど答弁いたしておりますけれども、やはり21世紀に入りまして、特に国、地方を通じまして、いろいろの改革が進んでおるわけでございます。その中で、大きな課題といたしましては、特に私どもといたしましては行財政改革、これがやはり一番大きな課題ではなかろうかと。それから、敷衍するものが財政の健全化であるし、市町村合併の推進、これが出てくるように私は考えております。今後の市政運営で基本となる課題、これ行政改革の推進、その中で財政の健全化、市町村合併の推進、このようなことで考えております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) ありがとうございました。やはり課題、問題点というのは三つということで挙げられました。8年間でなし遂げられなかったこと、大学誘致のほかにも市町村合併の合併調印の日を迎えていただきたかったなというふうな感じで思っております。 次に、2番目へいきます。2番目は、市町村合併なんですけども、これは2番目の各町村の大型事業の発注についてであります。これは、唐津市としてどのように発言なされるか、ちょっと言いにくい面もあると思いますが、合併協議会の折で、駆け込み事業はなくそうという、そういうふうな市町村間における申し合わせもなされたということでありますが、もう15年度から相知町においては文化交流センター、そして来年度はアザメの瀬、そして16年度においては北波多の村立病院の新築、そしてその横には保健センターができると、そしてまた村営住宅もできると、こういうふうな、もちろんマスタープラン、総合計画に少しはのっていたと思いますけれども、マスタープランにのっておったら、それでどんどんと大型事業を進めていいのかどうか、そういう面についてご意見をお伺いしたいと思いますが、第何回か合併協議会の折に、3回目だったと思いますけれども、厳木町長の方から専門的なコンサルに依頼して、現在のハード設備の面とか、そういうふうなのを検証して、本当に収支のあり方、今後の事業のあり方についてどうなのかということを検証すべきだということで、その事務局の方もそのようにしたいということでありましたが、こういうふうな今後の大型事業の建設についての考え方、また計画事業についてもコンサルあたりに検証というのはしないのかどうかということについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 市町村合併に関連いたしまして、各市町村の大型事業の着工についてのご質問でございます。いわゆる駆け込み事業というようなことで言われましたけれども、昨年の8月の30日の開催の第2回の合併協議会のときに、協議会で協議する一般的な認識事項といたしまして、各市町村はその市町村の総合計画等を十分踏まえた上で事業を実施するものとすると、駆け込み事業等は実施しないというような確認が行われております。議員さんご指摘の事業は、当該自治体がこれまでの事業計画に基づいて実施されているものというふうに思っておるわけでございます。今後も考え方といたしましては、申し合わせ事項あった分、確認し合った事務について、それぞれの市町村が尊重されるものというふうに認識いたしております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) それでは、確認です。いろいろな大型事業については、マスタープランとか総合計画にのっているものであれば、もう各町村の自主性に任せるということですね。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 現時点では、それぞれの市町村まだ独立してそれぞれの考え方で、議会等とも相談しながら事務事業を進めておられると思いますので、これ以上のことはなかなか私どもの方では申し上げられませんが、先ほども申しましたように、確認事項については尊重していただけるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 私の質問にちょっと答弁が漏れたと思うんですけども、コンサルの方に依頼というのは、現事業、現施設についてのコンサルの依頼で、実施をしますという第3回の合併協議会のときの答弁について、コンサルの方に依頼して検証をしているのかどうか、それとか、またさっき言ったように、長期的な大型工事についてのコンサルの検証あたりはなされるのかどうかについてお伺いしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 現在進められておりますそれぞれの市町村の事業につきまして、全くの外部のコンサルが事業の検証をするのかと、それはまずできないというふうに私は思っております。合併協議会の事務局が答弁をした内容につきましては、再度どういうふうに答弁してあるのか、見てみたいというふうに思います。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) わかりました。 じゃ、3番目です。今後のスケジュールということについて確認をいたしたいと思います。この国会で片山総務大臣の発言の中で、合併特例法の期限延長のニュアンスの発言をなさっております。こういった中で、ある二つ、三つの町においては、「ほら、片山さんもああいうふうに言っているんだから、合併は延びるばい」というような話が議会でなされているそうであります。この件について、あくまでも16年の10月の1日を合併調印の日と決定したその決定のスケジュールは、あくまでも変わらないんですね。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 議員さんおっしゃいますように、片山総務大臣が8日の日に和歌山で講演されました中で、市町村合併特例法の期限までに合併の意思決定がなされた場合は、手続だけが残っているという考え方で、優遇措置の対象にすることを検討したと、このように報道されておりますけれども、唐津、東松浦で現在進めております合併協議は、スケジュールを承認した上で予定を組んでやっておりますので、この優遇措置がいつ法制化されるか、ちょっと私どももわかりませんし、淡々と進めていきたいということでございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 淡々と進めていくということであります。 それでは、4番目の合併の枠に入らない町村が出た場合の対応ということであります。ここにも3名の方が議員定数の小委員会の方に出席なさっておりますが、議員自身のエゴといいますか、地域エゴ丸出しのそういうふうな発言がなされております。もう在任特例の適用で延長しろとか、小選挙区を設けるとか、いろんなところでそういうふうな話が出ておりますが、こういったところについても合併の枠に入らない町村が出た場合の対応についてどう法手続、また今後のスケジュールについてどうなされるのかということをお伺いをしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 合併の枠に入らない町村が出た場合はどうするかという質問でございますが、現時点ではあくまでも10市町村で協議をいたしておるところでございまして、ご理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) それでは、そういうふうな町村が出ても、その10月1日を目指して進めていくということで理解していいんですね。 それじゃ、前任者の方が住民説明会のことについて聞かれましたが、15年の早い時期に説明会をすると。小学校区単位ということで言われましたが、これは新市の建設計画の案について、各校区の方々を集めて説明会をするということでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 浦田議員さんのときもお答えいたしましたように、合併協議会の方で新市建設計画案の概要書ができました後に、15年度の早い時期に住民説明会をするというふうに申し上げておりまして、概要書の内容といいますか、ちょっと申し上げたいと思いますが、合併の背景と意義、必要性、そのほかまちづくりの基本的な理念とか将来像及び基本方向、地域別の整備方針、新市建設の根幹となるべき施策、公共的施設の適正配置と整備、それから財政計画案、このようなものを要約いたしまして、これをもとに住民説明会をしたいというふうに考えております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 市町村合併における最後の質問であります。 合併調印の項目と先送りした合併してからの合意項目の取り扱いについてであります。ここにいろんな合併協議会で資料をいただくんでありますが、合併協定書案ということでありますけれども、ここについてはほとんどもう玉虫色というか、余りいろんな各町村温度差がありますので、なかなか決められないと思いますけども、これで一応合併協定書、ある程度合併の方式から何かこういうふうないろいろと協定書を結んで、全部で20項目ぐらいありますが、このほかにまだまだしなければならない項目がたくさんあると思いますが、これについてどのようなスケジュールでもって、そして統合性、整合性を図って合意していくつもりなのか、スケジュールをお伺いしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 溝上企画情報部長。          (企画情報部長 溝上吉嗣君登壇) ◎企画情報部長(溝上吉嗣君) 合併協定項目の先送りというようなことの質問でございますが、合併協定項目のうちに合併までに調整をする項目、それから新市移行後速やかに調整する項目、それから新市移行後も当分の間は現行どおりでいきまして、随時調整をするもの、あるいはまた現行のまま新市に引き継ぐもの、こういうふうにそれぞれ調整方針を立てるようにいたしていっておるわけでございます。現在合併協定項目に盛り込みますのは45項目ほどになりますけれども、そのほかに議員さんおっしゃいましたように、相当数の調整項目がありますが、これは合併協議会の下部組織といたしております専門部会、それから分科会におきまして、現在調整を並行して行っておるわけございます。分科会は、約40ほどございまして、その中で市町村のそれぞれの担当者が会議を開きまして、きめ細かな調整方針等について協議を進めておるというところでございます。並行していくということでございます。 以上でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) じゃ、次の項目に移りたいと思います。 救急医療体制の充実についてであります。まず、休日医療センター、確かに部長がお答えになりました昨年よりも142名多いということであります。そして、いろんなところでことしはインフルエンザの流行でもって、小児児童のインフルエンザにかかる率が多くて、本当に状況は大変だと思いますが、この中で現在の休日体制の医師会あたりについての予算額はどのようになっているのかということについてお伺いしたいと思います。 それと、こんなふうに前よりも142名も多かった、そういった面について医師会と話し合いをされ、何とか対応していこうという、そういうふうな協議は進められたのかどうかということについて、お伺いをしたいと思います。部長、予算額がわからなければいいですよ。
    ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 先ほど申しましたように、救急医療体制、特に土曜、日曜、祝祭日、それから年末年始の状況におきましては、今までのところ、特にことしのようにインフルエンザがはやったことがなかったということで、特にそのお医者さんとの配置、特に向こうからの要請で予算を上げてほしいということについてはございませんでしたので、現在のところ去年ぐらいの予算で対応いたしておるということでございます。当然今言われましたように、今年非常にふえたということでの対策について要請はいたしております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 安心でやさしいまちづくりと、もう一番大事なのはそういった非常事態にかかわる事態の対応であります。それが行政に求められるものではないかなと、私は思っております。だから、例えばあそこの保健課ありますので、年末年始あたりはどれだけ多いかというのはわかるはずであります。そういった面で、多かったらやはり即医師会と対応しながら、何とか小児科だけでも、もう私が行ったときでもずらっと並んで列ができて、子供は泣いているし、本当に修羅の事態でありました。こういった面について、何でそういった事態が起きるということを想定しないで、対応できなかったのかということについて疑問が残るわけですけども、前回よりも年末年始が142名も多かったということでありますので、そういった対応について何とか医師会の方と、こういった事態になればこういうふうにするというようなマニュアルや、その緊急時の体制について整備をしていただきたいと思いますので、部長、答弁よろしくお願いします。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 先ほども申しましたとおり、休日、それから年末年始の医療体制というのは、現在内科、外科、小児科の3科目で、それぞれ1名ということで、議員さん、先ほど申されましたように、小児科の医師を内科の方にとか、そうしたときにその運用ができないかということもお諮りしたわけですけども、やっぱり人命を預かる非常に大事な仕事でございますので、小児科専門の医師の方が内科に行ったり、内科の方がということはちょっと難しいということで、非常に難しいという状況でございますが、私といたしましてはぜひ今後ふやしていっていただきたいという要請はいたしたいというふうに思っております。 それから、救急医療センターの予算でございますが、平成15年度は救急医療センターの委託料として5,029万円、それから在宅当番医の委託料として998万8,000円、それから病院群の輪番制の病院の運営補助金でございますが、1,011万9,000円を予算化いたしております。 以上です。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) ぜひとも今部長の答弁のように要請をしていただきたいというふうに思います。 続きまして、日赤病院の改築に伴う緊急小児医療体制の充実であります。これは、担当者の方から日赤病院の新病棟増築事業概要ということでいただいたんですけども、新病棟増築が昨年の5月の28日から進められて、2月末に完成したということで聞いておりますが、この事業の概要をご説明をしていただきたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 事業の概要でございますが、敷地面積が1万9,009.51平米で、増築ということで、増築面積が1,414.23平米で、床面積が3,920平米でございます。病床でございますが、増床といたしまして20床ということで、6人部屋の4人室化に伴いまして、これは救急とか急性患者等の増加とか転室、転床による病床の効率的な運用を図るということで、20床の増床をされております。 以上です。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) この増築の事業概要の目的としては、北部保健医療群の中核的な医療機関としての救急医療及び急性期医療の強化を目的としてということでありますが、昨年9月から婦人科の医師が3名から2名になったというふうに聞いておりますし、また破水の場合、例えば妊婦の方が破水された場合等の、いろいろ破水の場合も二つ、三つあるということでございますが、その場合の未熟児センター的な機能ができなくなるのではないかと、そうすると佐賀の国立病院だけ、あそこに未熟児センターがあるものですから、あそこに移送しなければならないというふうに聞いておりますが、例えば伊万里にはそういうふうなのがありませんので、今までは唐津の日赤に連れてきていたということを聞きますが、ということになれば、伊万里からも、そして唐津からもそういうふうな破水等で未熟児センターが必要になった場合については、国立佐賀病院に移送されなければならないというようなことになるのではないかというふうに思っておりますけども、この件について事実はどうなのかということについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 ご質問の未熟児ということの対応につきましては、これはハイリスクの妊婦ということで、非常に事前にわかっている場合においてはですね、県内におきましては、もう病院が事前に早目にですね、国立の佐賀病院の方へ行くような指導をしているということで、普通の分娩はもう市内の産婦人科医でやっているということでございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) ということはですよ、もうそういうふうな緊急な場合については、佐賀の国立病院しか、県内では1カ所しかないということですね。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 先ほど申しましたとおり、リスクの高い妊婦というのは、高度の医療機器を要するということで、その機器を備えているのは国立の佐賀病院だけだということで、事前にわかっている場合は、そちらの方に指導しているということでございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) じゃ、日赤の収支状況、日赤病院の収支状況、例えば単年度、また累積について収支状況はどうなっているのかということについてお伺いをしたいと思います。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) どうもちょっと急に言われまして、数字的なことが非常にあれですけども、前回私は日赤の共同募金会の会議の方に行きまして、大体20億弱のですね、累積赤字がずっとあるけども、ここ二、三年はですね、黒字になっていると。しかし、平成14年度につきましては若干赤字になるか、プラスになるかという微妙なところであるという状況でございます。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 私はですよ、その赤字、黒字の問題よりもですよ、問題はその北部医療機関のね、中核的な医療機関として、救急医療及び急性医療のね、強化を目的とすると、そういうふうな日赤の役割があるわけですよ。だからこそですよ、もう事前にわかっているからと、佐賀国立病院だけじゃなくてですよ、やはり第二の都市である唐津にそういうふうな未熟児センターみたいな、そういうふうな機能を備えた緊急医療体制が必要になるんではないかということを申し上げているわけです。以前はそういうふうな施設というか、受け入れ態勢があったと聞いておるんですが、そうじゃないんですか。 ○議長(脇山肇君) 牧山保健福祉部長。          (保健福祉部長 牧山泰介君登壇) ◎保健福祉部長(牧山泰介君) お答えいたします。 なかったと聞いておりますが、最近の高度医療機器の非常に発展、進歩が目覚ましいということで、最近こういう機器を備えている病院のみが、ハイリスクの高い妊婦さんたちの診療をするということで対応されております。日赤において、ハイリスクの高いそういう妊婦さんを受け入れるようなことが、日赤も北部医療の中でできないかということでございますが、その件については今まで会議の中とか、日赤に話した中では聞いてはおりません。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) いろんな方々から話を聞くわけでありますけれども、やはりそういうふうな医療体制についての充実というのは、やはり佐賀1件だけではなくて、第二の都市である唐津の日赤の役割じゃないのかなというふうに思っておりますので、引き続き協議をお願いしたいと思います。 続きまして、4番目の防犯灯というか、街路灯の設置についてであります。現在でも市の中心部に対して、周辺部は暗くて危険だとか、自転車とか歩行でつまずきそうになったとか、また自転車で通学の女子高校生が茂みに連れ込まれそうになったとか、そして危険なために子供を遠回りで、高校からの通学の途中で、帰るときには遠回りに明るいところを帰っていると、そういうふうなことも聞きます。まだまだ未整備のところも含めて、第2期の要望をとってから、ぜひ全市の夜間調査をすべきだというふうに思いますが、その調査の実施について建設部長の方にお伺いいたします。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 街路灯の調査につきましては、平成7年度調査からもう7年が経過しておりまして、その未設置の箇所につきましても現場現状が変化しているものと思っております。再調査を早速実施したいと思っております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 本当にありがとうございます。そういうふうに調査をしていただいて、整備をしていただきたいと思いますが、今年度の設置整備の事業費あたりはどのくらいあるのかなというふうに思いますけれども、どのくらいでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 平成14年度で393万3,000円となっております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) ありがとうございました。最後にですけども、こういうふうな調査をするというふうな答弁をいただきまして、ぜひ調査をして、Cのランクについては大して必要な、取りつけなくてもいいものもあると聞いておりますし、もう一度本当に夜間の調査を実施していただいて、本当に必要なところに早急につけていただきたいと思います。 最後に、今後の整備計画について、この調査をもとに調査をして、大体、済みません、もう一度質問しますけども、その調査について来年度といいますか、来年度調査をされるんですよね。それから、整備計画を立てて、15年度、16年度から整備をしていくということで認識してよろしいでしょうか。 ○議長(脇山肇君) 吉岡建設部長。          (建設部長 吉岡秀男君登壇) ◎建設部長(吉岡秀男君) 平成15年度におきまして再調査を実施いたしまして、その設置基準に見合うもの、必要性があると判断いたしました箇所につきましては、年次計画をもって設置をしてまいりたいと思っております。 ○議長(脇山肇君) 白水議員。 ◆8番(白水敬一君) 前向きな答弁ありがとうございました。ぜひとも15年度に調査をして、それから速やかに整備をしていただきたいということを要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(脇山肇君) 以上で本日の一般質問を終わります。 審議日程に従い、明14日午前10時から本会議を開き、一般質問を行うこととし、本日はこれにて散会いたします。          午後 2時47分 散会...